バスケ部のみんなへ
出会ったのは、高校1年の春でしたね。
あの頃は、マネージャーは私1人でしたね。
知っている人もいない、バスケのルールもわからない、挙句の果てに人見知りで、運動音痴。
そんな私に、優しく話をかけてくれましたね。
それがどんなに嬉しかったかきっとわからないでしょ?
マネージャーとしてもとても未熟で、選手のためにとか最初のほうは考えられないくらいに、覚えることいっぱいだった。
最初の大会は、私の体調と仕事のできなさが理由で同行できなくて今でもすごく悔しい。
それから、たくさんの月日が流れたね。
いじられすぎて、泣いちゃう日もあったね。
その度に、謝ったり、私を笑わせたり、そんな日々が好きだった。
生徒会で嫌なことや、辛いことがある度、「どうしたの?」って聞いてくれるのが
本当に嬉しかったし、めっちゃ助かった。ありがとう。
毎日、毎日、涙が出るほど笑わせてくれたね?
先輩のマネージャーができていびられた時も、
「俺らは、お前の味方だ。」って言ってくれたよね?
本当にありがとう。
顧問の先生が変わって、部が崩壊しかけて
みんなのやる気もなくなってしまいつつあって
そんな時になんも変えられなくて本当にごめんなさい。
一生懸命やったつもりだったけど、今ではもう少し違う方法もあったんじゃないかって思う。
そんな、無能で無力でなんもできん自分が嫌で部活をやめるって言ったとき、
「最後までいてほしい。選手の命令だ。」って引き留めてくれたの
すごくすごく嬉しかった。
結局最後まで、変えることもできなかったし
みんなでベンチに入るっていう夢も叶わなかったのに
試合が終わった後みんな私に「ありがとう。」っていってくれたね。
本当に嬉しかった。
全然何もできてない無能なマネージャーには
もったいないほどの言葉だったよ。
私が、ここにあるのは、みんなのおかげ
今の私を作ってくれたのは、みんなで
バスケ部は私の一部で
みんなと出会えたこと
バスケ部のマネージャーであれたこと
それは私の1番の誇りだよ。
卒業したら終わってしまうと思ってた。
けど、何も変わらなかった。
これからも私はみんなのマネージャーであれるようにがんばるので
よろしくお願いします。
M.Gより