Nはこの3年、私がどれ程逢えない日々を耐えて過ごしてきたか、ほんの一瞬でも想いを馳せてくれたことがあっただろうか。
Nからしてみれば、私と会えない日々なんて別に何でもなくて、誕生日もクリスマスも二人が付き合い始めた日も、どんな時だって365日分の1日でしか意味を持たないんだろうね。
ふと、急に会いたくなることも、どうしようもなく声が聞きたくなることも、一緒に過ごせたらどんなに毎日が楽しくて幸せなんだろうと想像してみることもないんだよね。
Nには私が泣いている意味も、声が聞きたくて電話をかける気持ちも、せめて文字だけでもいいから会話を楽しみたいと思う気持ちも、何一つ理解できないんだろうね。
Nは一度だって私の心に触れたことがない。
私、Nのこと、もう好きじゃない。
世界で一番大切な、大好きな人じゃない。
私はNに一度も「掛け替えのない存在」と言われたことがなかった。
私が今日、「今、すごくNの声が聴きたくなったんだ」と言ったら、「あなたがそう思うのは結構だよ。俺は昼寝したいしテレビが観たい」そう言ったよね。
今、Nのこと、「クタバレ」って思ってる…。
もうこのドス黒い感情をどうしたら良いのか分からない。