先日、知人が亡くなりました。10年以上、わたしの都合で会うことはなかったのですが、記憶の中の彼は出会った人の中で誰よりも生命力に満ち溢れていました。つまらないギャグが玉に傷ではあったが、いざというときはどんなに厳しい現実も受け止めて、彼らしく屈折せず、ただ前に進んでいました。久しぶりに会いに行こうかと悩んだけど、きっと彼も元気だろうと思ったし、私も自分の生活を優先し、あと延ばししていた矢先、彼の亡くなった連絡を受けました。実感はわきません。生きて欲しいと思うことは身勝手かもしれないですが、それでも生きていて欲しかったです。老後再会し、いろんなことを笑いとばしがら、話したい人の1人でした。間違いなく彼は10数年前人生の壁にもがく私を陰ながら適度な距離で応援してくれてました。彼に応援のエールすら送ることが出来なくなってしまった今更、この場を借りてお礼を言いたいです。
ありがとう!
あのとき、あんなに崩れ落ちた私を気にかけてくれてありがとう!
本当、素直にありがとう!
うちのおばあちゃんに会ったら、よろしくね!寒いギャグはなしで。
何年も会ってなくても、あなたの強烈な存在感は全然変わらなくて、記憶の中で何度も楽しませてもらったよ。それもありがとう!
次の生があるとしたら、次こそはその生命力と存在感に見合うように、元気にハッピーに長生きするんだよ!私がやっぱり!って思えるようなそんな感じでね。
出会ってくれてありがとう。
私に思い出をくれてありがとう。
私の弱さと選択を軽蔑せず、責めもせず、冷静に受け入れてくれてありがとう。
じゃ、これで明日から私もめそめそ泣くのはやめるからね!
老後は駄目になったんだから、私の寿命がきたら、そちらの世界で語ればいいね!