沢山の人の前で、声のよく響くところで酷い言葉遣いで毎回、ことある事に私だけ怒鳴られて、そんな自分が恥ずかしくて悔しくて惨めで嫌になる。
ただ、制服のリボンをわすれただけ。
友達は毎日のように忘れてくるのに、いつも笑って許される。
私には、ふざけてんじゃねえぞ、って。
教師の意味のわからない怒濤の声。
スカートの下に、ジャージの長ズボンは履くなって言われてるから私は半ズボンで我慢してる。
半ズボンは全然良いんだって。
だけどクラスの女子の大半は長ズボンをまくって履く。
スカートから捲ったズボンが見えてるし、捲らないでそのままはいてる人もいるのに、教師達は、それを見ても何も言わない。
それどころか、なぜか私にだけ、
ったくおめぇはよ、、。脱げよ!いいから脱げ!ばかかおめぇは!って。
私のことが嫌いなのかな?
半ズボンがダメで長ズボンはいいの?
いつ決まりが変わったんだろう?
たくさんの人が見てる中、半ズボンを脱ぐことを強要され、恥ずかしかった。
寒かった。
すぐ横を、長ズボンを履いた先輩が通って行ったのに何も言わない。
脱ぐときに下着が見えないか、怖かった。
脱ぐ行為をすぐ目の前で50後半から60代の男の教師にずっと見られていた。
脱がねぇと帰らせねえかんな、脱いでから行け、って。
階段の踊場で、みんなの見世物。
屈辱。
私のプライドは崩れ落ちて、冷たく乱暴な言葉が心に突き刺さって泣く毎日。
もう、部屋の外へ出たくない。
怒鳴られていた私の存在を見られたくない。
皆の頭から、私が怒鳴られている場面は然り、自分の存在自体を無かったことにしたい。
みんなの頭から消し去りたい。
私を知ってる人は誰一人としていない、そんなところで静かに生きたい。
真っ暗な穴の奥深くで、誰にも気付かれず傷つかずに生きたい。
小学校の頃から今に至るまで、教師からはなんだかこっぴどく嫌われていたけど、高校に入ると言葉遣いが乱暴な教師が多いから、嫌われるとすぐに怒鳴り散らされる。
逃げたい。
自分でも自分が見えないくらい、真っ黒な空間に1人だけでいたい。
何もしたくない。
何も考えたくない。
何も見たくない。
学校は、理不尽に怒られる私に味方してくれない。