今日は合格発表の日だった。今日という日がすっごく嫌で、嫌でたまらなかった。落ちている気がしていたから。家を出た時も、私は憂鬱だった。落ちたらどうなるのかなぁーとかそんなことを考えた。途中で5人くらいの友達と会って、一緒に学校に向かった。正直その時だけは会いたくなかったけど…(笑)学校に到着するともうたくさんの人が集まっていた。まだ発表はされていなかった。私はずっと友達の腕にしがみついていた。そして、黄色いカバーで覆われたホワイトボードが運ばれてきた。これに、受験番号が書かれているんだ。そう考えるとなぜだかその場にうずくまりたくなった。カバーが外された時、たくさんの人がワァッとホワイトボードの前に集まった。私はその時でさえも友達にしがみついていた。少し落ち着いてからホワイトボードの前に立つことにした。もう受かったのがわかって、喜ぶ人もいた。私はいつまでも勇気を出せずにいた。しがみつかれていた友達は自分の番号を見ることができた。私は見れずにいた。その友達に「〇〇(私)は?」と聞かれてようやく見ることにした。恐る恐るみた。私はびっくりした。自分の番号があったからだ。私はその瞬間涙が溢れて出てきた。嬉しかった。周りの友達もほとんど受かっていた。だけど。ある1人の友達は残念な結果となった。見るも無残だった。ショックだった。その子とはずっと仲良くしてきた。今までずっとだ。だけど、切り替えなきゃいけないんだよね。ショックだったけど、もうその子に会えないわけじゃないんだ。だから。切り替えていけばいいんだよね。