人は当たり前のように「仕事は辛いもの」「人生は苦悩の連続」と言葉にしますが、ならばなぜそれがわかっていながらも生きることが素晴らしいものだと主張するのでしょうか。
生きてりゃそのうち良いことあるよと言いますが、くるかどうか定かではない良いことと、当たり前のようにおそってくる不安や苦しみの比率は人生において1:9くらいに感じます。
そんな苦痛の方が断然多い人生のどこに価値があるのでしょうか。
そんなことを躊躇もせずに言える人間は、これまでも大した苦労をせずに、順風満帆に生きてきた平凡で無責任な人間なのではないでしょうか。
そんな人に生きる喜びを教え解かれたところで、正直皮肉にしか感じません。
よく、死んだら悲しむ人間がいるからよく考えろと説教垂れる連中がいますが、逆に聞きたいのが出産を決意する前の段階でそういう思い、決断をさせてしまうかもしれないという覚悟を何故人はしないのでしょうか。
死んで悲しむのは勝手ですが、人々に死にたいと思わせてしまうこの世界および社会、育てる側のサポート不足のほうが異常だとどうして結論づけられないのでしょうか。
死にたいと思っている人間に問題があるという考え、いい加減改めませんか?