ボロボロになって、母親に説得されて都会から帰ってきた私。
ありのままのあなたでいいよ、
ありのままのあなたがいい
と 教科書通りの言葉を掛けてはくれたね。
でも、
地元の大型総合病院ではなく、
ほんとに小さな民間病院に就職を決めた時
あなたはボソッと言ったね
「せっかく大学出したのに」
「あなたは師長になるレベルなのに」
と。
ありのままって、なあに?
あなたにとってのありのままの私って、
どんな私?
お母さんは
あなたがこうなってほしいと思う目標に頑張る私、
達成してくれる私が好きだったんだよね。
それが嫌で目の届かない、干渉のない
都会に出たのに、
今まで忘れてたよ。
帰ってきたことを後悔したよ。
出来損ないでごめんなさい。