母が亡くなって、もう50日たちます。
末期がんがわかってから、20日ほどで逝ってしまいました。
鬱病で食欲もないし、体調も悪いのだとずっと思ってました。
離れて暮らしているので、できる限りのフォローもしてきたつもりですが、鬱病ばかりに気をとられ、肝心の体のことを見逃していました。
倒れる前に、うちに連れてきて介護をしました。母だけのために過ごした数日間でした。
「これ以上の天国、他にないよね。」と言ってくれたのが、せめてもの救いですが、また・・があると思っていました。
なぜ、1年前に平日に休みを取って、母を無理やりにでも総合病院に連れて行かなかったのか?
それぐらいいくらでもできたはず。
鬱病で、ネガティブなことばかり言う母を父に押し付けて、逃げていたとしかいいようがありません。
体調不良で、もう何年も、何を言ってくれるわけでもなく、何をしてくれるでもない母でしたが、母がいなくなってみると、悲しみ、寂しさ、不安・・
いろんな気持ちがわいてきて、母から受け継いだどれだけのもので、自分ができているのだろうと、その存在の大きさに唖然とするばかりです。
平均寿命より少し若いだけなので、仕方のないことではありますが、母がいなくなってから、何の楽しみもなくなってしまいました。
日々は、それなりに忙しく過ぎていきますが、そもそも母を鬱病にした弟の存在や、病院の冷たさ・・恨みがましい気持ちが消えません。
自分以外のせいにしてしまいたいのかも知れません。
でも、結局、病院に連れて行かなかった私の落ち度です。母が嫌がっても連れて行くべきでした。
後悔、悲しみ、寂しさが消えることはないでしょう。
大事な母でした。本当に寂しいです。母の笑顔ともう一度見たいです。