少し前ですが元カレが逮捕された、と小瓶を流しました。
彼のことを完全に忘れるために細々と書いたものでしたが、嬉しいことにお返事をいただきました。
書き込んでくださった方々、本当にありがとうございます。
お返事の中に、彼に対し何か責任を感じているのでは?とお返事をくださった方がいらっしゃいました。
確かにそうかもなと考えさせられたので、感謝の気持ちも込めて小瓶を流します。
元カレと私は同じ部署で働いていました。
上司と部下という間柄でしたが、フレンドリーな人だったので打ち解けるまで時間が掛かりませんでした。
よくくだらないことで言い合いをしていたり、ちょっかいを掛け合ったりしていたので、別の上司や他の部署からは兄妹みたいだと言われるほどでした。
付き合うまで時間は掛からず、あっさりとお付き合いが始まりました。
私が言うのはどうかと思いますが、年の差のせいかとても大事にしてくれていたと思います。
別れた理由は彼の度重なる浮気でしたが、実は私がフられました。
浮気の証拠を並べて、何度も怒られることに疲れた。
もう関係を解消したい。今すぐ別れたい。
そう告げられました。
私はわかった、とは言いつつも少し未練があったのと、今後も同じ職場で働くのなら今までどおりにしておかないと周りに不自然だと思われる。
と思い、別れる前と同じように話しかけたり、ご飯に誘ったりしました。
最初のうちは付き合ってくれたり、話したりしてくれていましたが、ある時を境にそれがぱったりとなくなり、私を避けるようになりました。
それが始まったのは、逮捕された事件が起こった頃からだったのです。
正直、いつか絶対逮捕されると思っていました。
逮捕されたと聞いたとき、もうあの人は人に迷惑を掛けずに生きていけると安心して涙がとまりませんでした。
けれど心のどこかで、
私が浮気に気づいて責めたりしなければ別れることはなかったはず。
無理やりにでも引き下がらずに付き合っておけばこんなことにはならなかったのかな。
そんなことが毎日頭を巡って、正直仕事に手がつかない状況が続きました。
逮捕の段階で解雇の話が出ていたので、仲が良かったからと上司から彼の机の整理をするように言われました。
書類、文房具類、名刺類。
他にも私があげたネクタイピンやお菓子の箱などがちらほらと出てきました。
あ、大事にとっておいてくれてるんだ。
これはクリスマスにプレゼントしたな。
その整理を始めた頃から、なんとなく彼のことを考える時間が減りました。
そうこうしていたら月日が流れたので、もう完全に忘れたくて小瓶を流しました。
今も少しだけ責任を感じていましたが、
彼の人生は彼が決めた。
浮気を繰り返して平然といられる無神経さ、見境のなさが招いた結果。
その文を読んだ時に気持ちがすっと楽になりました。
言われてみればそうか。私なんにもしてないや。
無神経さ、見境のなさ。
それだそれ。私があの人に言いたかったことは。
あの時お返事をくださった方へ。
本当にありがとうございました。
あなたのおかげで私は今、心穏やかに過ごせています。
私は自分のことばかり考えてしまう心の醜い人間ですが、それもいいかなと思えるようになりました。
もう1人、貴女が無事で良かった とお返事をくださった方へ。
その言葉、すごく嬉しかったです。
正直身の回りに話せることではなかったし、唯一話全てを話した親からは
お前の男を見る目の問題。
と言われ、少し悲しい気持ちもありました。
短い言葉でこんなに励まされたのは初めてです。
本当にありがとうございました。
また拙い文章で申し訳ないですが、お返事をくださった2人にこの小瓶が届きますように。
精一杯の感謝を込めて。