大事にする人を間違えました。
合わない人と無理して一年以上も一緒に過ごした時間が終わって、今は少しからっぽです。
嫌われないように必死に顔色を伺ってまで一緒にいる意味があるんだろうかと思いつつ、それでも優しかったので好きでした。
優しいというより、ただ無責任に肯定してくれるだけの人だったけど、私には暖かかったのです。
一緒にいて傷つくことの方が多かったのに、たった一瞬の溺れるような暖かさが嬉しくて、何度傷ついてもずっと待っていました。
私はお相手の方が大事だったので、自分なりに大事にしていたけれど、陰口を言われるということは、あんまり大切にはできてなかったのだろうなと思います。
私は大事にする人を間違えてしまったけれど、向こうも気まぐれに優しくする人を間違えたのだと思います。
振り回されても気にしない人を大切にすれば、陰口を言わないと済まないほど具合の悪いことにはならなかったんじゃ無いかと思います。
とどのつまり、そもそも相性の悪い人間同士が無理に一緒にいてしまったのです。ずっと言わずに抱えていると、自分の中のからっぽな部分が大きくなってしまうので、やっとこうして気持ちを捨てることにしました。
今はもうあんまり好きではありません。陰口を知った瞬間、傷つけられた記憶ばかりがよぎってどうでもいい人になりました。
なんでそこまで無理していて一緒にいたんですかね。心が限界になるまで振り回されてもなお好きで大事にしていて、あほみたいですね。
私は私も向こうもそれなりに悪かったと思っているけど、陰口を言っていたあの方は、自分も悪かったなんて一分も思っていないんですよね。
あの方ともう二度と関わり合いにならなくて済むのが幸せです。こうして気持ちを捨てられるのが幸せです。
人生で本当にこんな人と関わることがあるんですね。自分に無償で優しい顔をする人には気をつけないといけませんね。人間関係って難しいですね。ちょっと衝突してしまいました。
次はもっと、一緒にいて居心地のいい人と一緒にいようと思います。