10代の時から夢だった一人暮らし。
家の状況や経済的理由、色んな要因でずっと諦めざるを得なくて、気付けば次の誕生日で28歳。
ようやく父親が私の一人暮らしに納得してくれた。やっと念願が叶う。
でも、一人暮らしを現実にしようと動けば動く程襲われる不安…体調を崩す程だ。情けない。
原因はなんとなく察していて、きっと「寂しい」んだろう。
めちゃくちゃ甘えたことを言っている自覚はあるけれど、本当は、世間と自然の摂理が許してくれるのならば、私は父とずっと一緒に暮らしていたい。
残された家族の形を終わらせるのがとても悲しい。
私はまだこの一家の「娘」でありたい。
でも人は老いていく。ずっと一緒には居られないのは当たり前だ。
このことを60代に差し掛かった父を見ながら強く意識するようになった。
これから先いずれ弱っていく父に私がしてあげられることはあるのだろうか?
答えは、今のままならNOだ。
あたふたして時間を無駄にして、気付いた時には全てが手遅れになっている…そんな未来しか見えない。今の私のままではあまりに頼りない。
だから私は強くなりたい。強くなって、もっと世間を知って、自分の人生のことはもちろん、父のことも支えられるようにならなければならない。
そうしないと絶対に後悔する。
母方の親族に任せている母親のことも、いつかは私がやらなくてはならないだろう。
頭では理解しているつもりなのに、感情がついてきてくれなくてもどかしい。
歳を重ねただけでは大人になれないんだと、もっと早く気付けば良かった。
弱くてすみません。
独り立ちする為の最後の背中の一押しをどなたかご協力願いたいです。