2018年、この小瓶を知ってはじめて一通のお手紙を流しました。
そのときは、母を癌で亡くして、悲しくて辛くて自分の気持ちの整理もつかないまま、ただどす黒いドロドロした死にたい気持ちで日々を送っていました。小瓶にも死にたいってその時の気持ちを、溢れるままに書いたのですが、しばらくして一通のお返事をもらいました。
そのお返事にはやさしい言葉がかかれていて、顔も名前も全然知らない誰かが、私に死なないでくださいって言ってくれていて、最後に「大丈夫。」って書かれていました。
家族にも友達にも言えなかった辛い気持ちを、受け止めてくるんでくれようとした誰かがいること。少しだけ吃驚して、そうしてなんだかほっとして嬉しくて、、涙が止まらなくなりました。きっと自分が本当は一番言って欲しかった言葉を、知らない誰かが投げ掛けてくれたからなんじゃないかな、と思います、
私は今までその言葉にどんなに救われたかわかりません。
辛くてどうしようもないときには、何度も何度も宛名のない小瓶のページに飛んできて、そのお返事を繰り返し読み返して、たくさん泣いて、最後にかかれた大丈夫って言葉を信じて飲み込んで、死にたい気持ちもも飲み込んで、頑張れました。
見知らぬ誰かさん、ありがとうございます。
いま、私はあなたがいったように、大丈夫になってきました。完全ではなくて、まだたまに悲しくなったりするけれど、それでも少しずつ進めている気がしています。きっともう少しで大丈夫になれそうな気がしています。何度も救ってくれて、本当にありがとう。