全部仕方ない。
大学が離れるから。
私もあなたも勉強、バイト、サークル、いろんなことに追われて忙しいから。
高校が終わっても、長い受験期間が終わっても、まだまだ全然忙しくて私たちは互いに時間を割けないから。
恋人のままでいても、わたしたちはこの国では結婚できないから。
全部仕方ない。
愛しているけれど。一緒にいられないから。
互いにやることだらけ。本当に欲しいのは平穏だけだってわかってるはずなのに。本当に欲しいのは、本当に時間を共にしたいのはあなただけなのに。この先長いから。まだあるから。そう思ってあなたは私を見てくれない。こんな若い時期に1人に決めるなんてもったいないのかな。同じ性別だから先が不安だから。あなたが私を諦める理由ばかり思いつくけど、繋ぎ止めておく理由がもう私にはわからない。心地がいいから。愛してるから。こんな理由ではだめですか。結婚するのは、そういうふわふわした理由ではいけませんか。
愛してます。心から。そう素直に言えるのに、私たちの恋は思春期の一過性のものになるんですか。私はこれが特別だって思って、あなただってそう思っていると思ってた。高校時代の思い出の一つになるんですか。大人になって思い出してそんなこともあったねっていうためのものになるんですか。こんなに、好きなのに。なぜ、過去にしなきゃいけないの?
せめて、私たちが愛し合った日々を嘘だといわないで。
気の迷いだったなんて言わないで。
ちゃんと、正直な気持ちだったと言って欲しい。
怖くて聞けないから、あなたからちゃんと愛していたって教えてほしい。
薄れていくあなたの気持ちをもう見たくないからもう、あなたとのこの先は望みません。ちゃんと友達に戻れるように。ちゃんと友達としてあなたの恋を応援できるくらい自分の気持ちに蓋をして、そしたらそばにいてもいいですか?私もちゃんと結婚するから。もうあなたに恋愛感情なんて向けないから。だから、そばに居させて。
本当に愛してるよ。好きだよ。
本当はもう一度手を握りたい。本当はあなたの恋人も妻も私がいい。あなたの特別のままでいたい。この先離れてもずっと好きだって言いたいよ。私は私のこの気持ちが薄れてしまうのが嫌よ。あなたを愛していたい。難しいことくらいわかってるけど、あなたと恋人でいたいよ。もう、あなたの前で泣いて迷惑かけないから。そしたらそばに居てもいい?もう一度好きだって言ってよ。私はまだあなたに愛されていたいよ。私を好きでいて。お願い