A格納庫へと向かったスタースクリームは、見慣れないトランスフォーマーがいるのに気づいた。
赤いボディの派手なヤツだった。
彼はスタースクリームに気づくと、側に寄ってきた。
そしてこう放った。
「起きるのが遅いですね、まるで夜更かしをした子供のようだ」
スタースクリームは目を丸くした。
はじめましての挨拶もなしに唐突にこんなことを放たれては、大半の者は当然驚くだろう。
「はっ、俺様は疲れてたんだよ。てか、お前誰なんだよぉ」
スタースクリームはそのトランスフォーマーを見下ろしながら聞いた。
その言葉を待っていたかのように、赤いトランスフォーマーは言った。
「失礼、私は軍医メディックノックアウト…以後お見知りおきを♪」
「はーん…そうか、俺様はスタースクリーム、名前覚えとけよ」
スタースクリームは冷たい反応をした。
すると、奥のドアから誰か出てきた。
リーディアだった。
「あ、おはようございますスタースクリーム様」
リーディアはスタースクリームに駆け寄った。
そしてメディックノックアウトに気づくと、スタースクリームに聞いた。
「彼は…?」
スタースクリームが口を開くより先に、メディックノックアウトがリーディアに近づいた。
「初めまして、私はメディックノックアウト。軍医です。貴女の名前は?」
メディックノックアウトは笑顔で聞いた。
「あぁ…あたしは兵士のリーディアです。リーディア・ラングウォード、よろしくお願いします」
リーディアが挨拶したあと、メディックノックアウトは彼女の手を取ると、その手の甲に軽くキスをした。
突然のことにリーディアは顔を赤くしてしまった。
「よろしくお願いいたしますね?リーディア。…おや、可愛らしいですね、顔を赤くして」
リーディアは顔を真っ赤にしたままその場を動けなかった。
そして困った目でスタースクリームを見つめる。
「おっ…おい、リーディアが困ってるから手を離してあげてくれ」
「おっと…これは失礼しました」
メディックノックアウトはそっとリーディアの手を離した。
リーディアは無言でそのままモニターの方へ行き、仕事を再開した。
「あー…、とにかくよろしくな、メディックノックアウト」
メディックノックアウトは笑顔でその場を後にした。
To Be Continued…
あとがきと言う名の言い訳
皆様お久しぶりです。
内容が思い付かずにそのまま数ヶ月放置してしまいました…すいませぬ。
そして出ましたメディックノックアウト!
TF好きの中で特に好きな方も多いのではないでしょうか。
そして少し脱線。
高校入れました!やったぁ!(今さらすいません)
さて、次回を考えるのが難しいなぁ…
せめてあと2こつくりたいな…
まぁそんなこんなで今回も長ったらしいあとがきを最後までみてくれた貴方に感謝!
そしてまた次回をおたのしみに!