先日お洒落さんとバスの都合で三十分くらいお話しすることがあった。ちょうどあの子に関して相談と言うか愚痴に近い話しとか恋ばなとかがしたかったし向こうも乗ってくれたので甘えさせてもらった。お洒落さん曰く私は愛情表現の言葉自体を大切にしている上で無闇矢鱈に表に出さない分それがチラ見えしたとき大変重たいのがギャップ付で作動するようだ。話していて気づいたと言うか再確認したがやはりあの子のことは早々に推しへ変換するべきだ。もともと第一印象から推しにしようとしていたのだから無理ではないはずだし実際私の推しは人間的に優れている人が条件であるのだから問題はない。
その後日、バス待ちの際にお洒落さんから垂れ込みをいただいてあの子が私についてどう思っているのかというのを修学旅行のホテルの時お洒落さんに話していたらしく一応いい方向ではあるようなないようなぐらいのことというので心の中で腹を括り聞くことにした。勿論録音もなにもしていないのでお洒落さんの記憶から私のショックを受けた脳みそでの記憶なので曖昧どころか変わっているところもあると思うが要約したら私が笑う理屈(タイミングやらネタやら)が謎で本音で笑っているのか演技なのか分からない、ので怖い。
死んじゃった。無理だあ。これはもう収集つかん。あの子の言う「怖い」は大きく纏めたら苦手意識を持っているって言う意味だと思う。んで意訳するなら私のことを強くは信頼していない。好きか嫌いかだけで別けるなら利害関係が一致している等の理由から一緒に行動するけど本音はあまり一緒にいたくないから強いて言うなら好きよりの嫌いくらい。もともと私は結構なツボの浅さではあると自覚してる。相手の言ったことを咀嚼せねば何にも分からないことが大体なので少し処理に時間がかかる。でも時たまとてつもなく頭に入ってきやすい話題があるため処理速度が早いこともある、からタイミングに振れ幅が出来てしまうのだと思う。+αというか-αで私自身が小学生の時から舞台に憧れ続けていて実際子供の頃は積極的にそういうイベント事に参加していた。にこやかな対応こそより良いパフォーマンス方法の最上級だと考えているから笑うことも演出の一つにしているためそこそこ作り笑いも作った腹を抱えるような笑い方も出来てしまうらしい。その結果、あの子を不安にして好感度下げてるんだから世話ないな。んでこれを話してるってことはやっぱり私よりもお洒落さんのことを信頼しているんだろうなと感じる。あくまでも私が今の今まで信じていた互いの本音と思っていたものは私の妄想とあの子のお世辞で出来ていた。あの子の本音なんて多分ほとんどの人が知れないものだが少なからずお洒落さんはそっち側なんだと思う。そう考えればいくらでも合点がいく。所々私単体に近づいていたのはその時はまだ私との共通点が多いから知りたいとかそういうので近づいてた、それ以降でいくならお洒落さんとそこそこ話すし通学方向も同じで学校でも一緒居ることが多かった私に近づいてた、今年にはいってお洒落さんが他のグループの方で主に生活することになったからほんとは話したい相手じゃないけど所々漏れ出るお洒落さん本人に聞けないことを聞き逃さないようにするためと急に私と話さなくなればお洒落さんや他の友達に怪しまれるから惰性で私と一緒にいる。そうじゃなくてもあの子は優しいから親友と喧嘩して気まずい私のことを気遣ってくれてるのかもしれない。どれにしろ「私」が理由じゃない。今でも仲良くしてくれるのは私が近づいてくるから取り敢えず手駒のひとつとしてキープするためかもしれない。あの子に「怖い」と思われるのはそれぐらい一大事でショッキングなことだと思う。一度二人で会った時に丁度修学旅行が終わって一、二週間経ってからだったのと部活のいざこざのとで少し口大会みたいなことがあった。そのとき話してくれてた時も多分本音ではなかったってことだったんだろうな。あの子自身恋愛に興味がない。人間は自分よりなにか優れている人に恋をする。また、自分と同レベル以上に恋をする。全てにおいて終わっていた。辛。明日が本番なのにメンタルが悲鳴をあげている。なんならこんなにだらだら長文書き込む時間があるなら身体の泣き声が聞こえてるんだから寝た方がいい。多分友達やめるか惰性ででもいいから恋人兼親友としてまだ一緒にいるかと聞けばあの子は優しいしめんどくさがり屋さんだから一時的でもそういう関係にはなれる。けどとてつもなく虚しくて自己満でしかない。多分早々に気まずさレベルマックス(level99)になる。ワンチャン相手が私だから断れるかもしれない。いよいよ死にそうだ。
その割り私といる時間が長い分、私の心がどんどん死んでいく。あまりにも好きな人としての時間が長くて、友達として見ていた時間のことさえ思い出せば好きな人との時間を過ごしたことに脳内で変換される。部活の時にあの子が髪の長さ的にハウル出来る！って言い始めて皆で動く城一回しようねみたいな話になったときソフィの役をあの子が私に回してきた。髪の長さで考えるなら順当なのは例の友達だからそっちのがいいんじゃない？と聞けばあの子の助太刀をするようにお洒落さんがカルシファーの方が似合いそうと言ったので周りが納得した。そのまま次々に他の人達にも役を振られていったがソフィは私となった。ねーえー。やめてよどうせ何にもないんだから期待させないでよ。どんだけ足掻いても泣いてもあの子はそんなつもりなかったって言うだけでしょう。別にそこまで私のことを好きでもないくせにさ。接待みたいなつもりだけでやるなら悪質すぎる。マジでなんなんや。確かにあの中ならまだハウル見てる方ではあるし、台詞を覚えてる方だけど別にそこまで私に拘らなくても一回観賞会でもしてからすれば誰でも出来る。少なからず私のことを必要としていることは分かるけどそれは私の感情とは全然別物だから勝手に私が辛くなるだけ。あまりにも情けなくなる。少し舞い上がってる時とかはあの子と仲がいいと自信ありげに言っていたくせに。
