生まれつき視覚と聴覚のどちらも上手く働いてくれない人はどうやって生きていくのだろう。
私は現在どちらの感覚も失ってはいません。
しかし、どちらか一方ならまだしも両方失ってしまったとしたら、私は生きることを続けていけないと思います。
今自分がどこにいて、時間はいつで、自分のそばには誰がいるのか。
誰かしら他者がそのときの状況を伝えようと図ってきても、その情報が正しいのかどうかも確かめられない。
その人が自分にとって敵か、味方か、自分に何をしてくるのかずっと怯えながら暮らす羽目に。
それはまさに死ぬまでずっと生き地獄以外の何ものでもないのだと思いました。
だから、今、五感をひとつも失わずに暮らしていけている日々に、その生活を成り立たせてくださっている方々に、感謝を。