なんということだ。
数少ない友人2人の関係に気づいていなかったなんて。
私には先日話した外国人の男の子と、日々課題と生徒会の仕事に追われる女の子の友人がいる。
この人たちはどっちも激しい人ではなく、男の子の方は始めるまでが遅いけど始めたらきっちりやる子、女の子の方は始めたはいいけどダラダラゆったり進めたい(けど始まった時点で締め切り寸前でいつも慌ただしい)子。
私が仲良くできているのも納得だ。
男の子の方が最近つらそうで、純粋な興味からなぜそんな状態か聞いてみると、とんでもないことを言われた。
「恋愛感情ってどうしたらいい?」
青天の霹靂である。
しかもその感情の矛先は先述の女の子だという。
すでに告白して振られたらしいが、諦めきれず苦しんでいるという。
全く気が付かなかった。
普段と様子が変わらないと見逃していた。
私が探偵小説や創作小説にふけっている間に友人にとんでもないことが起きていたなんて思いもよらなかった。
にぶちんすぎるぞ、私。
さて困った。
私自身対人関係の経験値が少ないゆえ、どうしたらいいかわからない。
色々提案したり考えたりした末私はこう提案した。
「どんな形でもいい、その感情を出力し続けろ。
誰に伝えるわけでもなく、書く描く歌う表現する。
そうして感情を溜め込まず吐き出し続けろ」
根本的な解決は短期間には不可能だ。
恋の有効期限は一般的には3年と言われ、彼が自覚したのは8ヶ月前(小瓶執筆当時)だという。
恋は人を盲にし、聾にし、そして狂わせる。
恋を冷ますには、恋人に失望するぐらいしかない。
しかしその女の子にそんな「粗」があるとは今まで見てきた感じないだろう。
そうなると場当たり的に吐き出すしかない。
歴史的な芸術家も、実らぬ恋をその作品に吐き出したものだ。
だから君もそれに倣うのだ、と。
さて、私は間違ったことを言ってしまったのだろうか。
人の心に疎い朴念仁が人の恋をなんとかできるであろうか。
ああ、今私、最高に青春している。
こんな悩みを打ち明けられて、私もこんなに考える。
なんて素晴らしき状況だろう。
私もはやく恋してみたいものだ。
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