絵をスケッチブックに下書きをして、ボールペンで綺麗にペン入れして、綺麗に鉛筆線を消して、写真を何枚も撮影して、その中から一番良い画角と画質のものを選んで、イラストアプリに取り込んで、丁寧に手直しと着色をして。
書き上げた小説を何度も何度も見直して、誤字脱字や文法や台詞回しを丁寧に確認して直して。
それなのに、評価されなくて悔しい。もう終わった作品だから、閲覧数自体が少なくなったのは仕方がないこと。それは十分すぎるほど分かってる。自分の作品がそれほど上手くないことも痛いほど理解している。
そこまで自惚れてはいない。
でも、鉛筆や色鉛筆だけで雑に仕上げたような、表情も構図も何もかもが全部同じような、まるで幼稚園児や低学年が描いたような絵や、キャラをコピペして背景だけ変えただけのような絵や、稚拙で誤字脱字だらけの小説や、人気作品や特撮や幼児向けアニメのキャラクターを手当たり次第にクロスオーバーさせているような作品よりも、いいねやブクマが圧倒的に劣っているのが悔しくて悔しくて、悲しくて、虚しくて堪らない。
私が投稿するのに掛けている労力と、何年も頑張って磨いている努力全てが無駄に思える。
せっかくフォローやブクマをしてもらっても、その人のフォローしている数やブクマの数が何千・何万もあると、どうせ手当たり次第にやっているだけなのだろう、どうせフォロバ目的や宣伝目的で近付いてきたのだろうと疑うようになってしまった。そんな人達にフォローされても、ブクマをされても嬉しくない。
そういう人達に限って、上記に挙げたような作品の特徴があるにも関わらず良い評価を多く貰っていることが殆どの為、またそれを腹立たしく、妬ましく思ってしまう。
それがまた自身より上の年齢だと「こんなのより劣っているというのか」と更に悔しくなる。
競争している訳でもないのに。競争するような事じゃないのに。競争する意味すら無いのに。
全部、全部分かっているから余計に虚しくなる。
最初はただその作品が大好きで、楽しんで二次創作していたはずなのに。他の誰か、しかも、全く掠りもしない他のジャンルの人達と比べてこんなに落ち込むことなんてなかったのに。
今まで自分の中には無かった、最低最悪で失礼すぎるドス黒い感情がどんどん溢れてくるのが惨めで、怖くて、苦しい。
こんな風に他人のことを見下してしまうように、他人を妬んで素直に喜べなくなってしまった自分が大嫌いだ。
ただ楽しんで、慎ましやかに作品創作をしていた頃に戻りたい。
こんな小瓶を拾ってくださったお優しい方、見苦しい文章を読ませてしまい、本当に申し訳ありません。こんな醜い思いを吐き出せる場所が、ここくらいしか無かったのです。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
ななしさん
(小瓶主)
小瓶主です。
まさかお返事を頂けるとは思っておらず、返信が遅くなってしまい申し訳ありません。
文字も絵もかけて羨ましいだなんて、そんな褒め言葉を頂いたのは初めてで本当に嬉しいです。ありがとうございます。
評価が数字として見えてしまうのが、SNSや投稿サイトの辛い所ですよね······昔は承認欲求がそこまで強くなく、自由気ままに楽しく活動していたはずなのに、いつの間にかこんな事を思うようになってしまい、自分でも困惑していると同時に情けない気持ちになっています······
好きだった作品が終わった後、某作品投稿サイトで段々私の作品だけが目に見えてスルーされるようになり、フォローしてくれていた人達からの反応も無くなり、そんな中で更に先日ぐちぐち言っていたような事も目に付くようになり、こんな苦しい思いをするくらいならもう辞めてやろうと思っていたのですが、たった一人だけずっと応援してくださる方がおり、その方が引き留めてくれたおかげで細々と活動を続けているような状態です。
いつまで耐えられるか分かりませんが、作品を創作している間は楽しい気持ちでいることに間違いは無いので、描(書)きたい気持ちが少しでも残っている限りは頑張ってみようと思います。
こんな小瓶に優しいお声掛けをくださって本当にありがとうございました。