薄暮の情
重厚な雲が黄金色の太陽を隠すとき 見えるもの
淡くなった黄金色が まるで絵画の紅に見える
その紅は いろいろなものを思い起こさせる
悲恋、血、熱、炎、紅潮した頬、はたまた暖かな血の通った指先か
見る人が違えば 見えるものも違うだろう
一人思いに耽るうちに 日は落ち切ってしまった
闇は少しずつ深まる じきに外を歩く人の顔も見えなくなった
私の心はまだ 紅の色を見ている 紅の色の世界にいる
あの雲の先には何があったのだろうか
今となっては 闇が覆った空に雲間を 思い描くことしかできない
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