新天地をめざしては資金のなさと漬けられた人間関係に助けられては泣いている。
みなは楽しそうに旅行や起業や家族ごっこ。
幸せじゃなくてもささいな誰かの暮らしはそれだけで鋭いナイフとなって刺してくる。
そして自分もつい身構えてしまう。
反撃しそうになるのをこらえて。
もうやめたい。
やめられないと誰かは言うがその誰かはとっくにしがらみを辞めている。
同じ目線に立てないのならだまっていてほしい。
今はおりれてもまた次がやってくることだけは同じ人間なのだから分かっているはず。
はあ。
答えは決まっているのに悩むなんて。
辛いし疲れる。
寝てもさめても。