私には数百万円の借金があります。
最初は返せる見込みがありました。
人にプレゼントを渡すため、助けてと縋ってくれた人のため。
少額の借入を繰り返し、いつしか自分の生活も苦しくなり、気がついたら自分のためにも借金をしていました。
旅行も、ギャンブルも、ブランド物の購入も、全くしていないのに、働けなくなったせいで、生活がどんどん崩れていきました。
思えば、学生の頃から、毎日登校する事が出来ず、家族に怒られながらも、飽きられるまで、毎日数時間トイレに籠り続けていました。
社会人になってもそうです。
朝起きたら、始業ギリギリの時間まで "働くかどうか" を考えます。
考えた結果、働きたくないという気持ちが勝った時、いくら仕事の準備をしていたとしても、休みの連絡を入れて、休みます。
今となっては、そんな私を雇ってくれた会社に、なんとしてでもしがみついていたら良かったのかもしれません。
ただ、私は "辞める" か "働く" かを天秤にかけた結果、楽な選択をしてしまったのです。
頭の中では、常に遺書を書いています。
これ以上、私のような人間が負債を膨らませたら、それこそ私の価値がマイナスになってしまう。
そのマイナスを大きくしない為に、頑張るなんて、出来ないのです。
今日も私は働かず、起きて、何もせずご飯を食べて、また眠るでしょう。
明日は、どうだろう。
働きたくなくても、働けますように。
見てくださった貴方は、今働いていますか?
それとも、学生として勉学に勤しんでおりますか?
どちらにせよ、貴方はとても素敵な人なのでしょう。
私は貴方になにも送ることができませんが、せめて美味しいご飯を食べて、心地よい布団で眠ることができますように。