私はあなたとの子を授かった。
でもあなたは迷うことなく堕ろしてほしいと言った。
その瞬間、産むなら1人、父親のいない子になることが確定した。
産むか諦めるか、毎日泣きながら悩んだ。
私にはお金がない、果たして1人で育てられるだろうか。
でも今私のお腹の中で生きてるこの命を諦めることができなかった。
たくさん悩んで悩んで産むことにした。
私の決断にあなたは反対しなかった。
でも認知はできない、お金も出せない、会うことはないと言った。
もう連絡しないでくれと言わんばかりに私の元からあっという間に去っていった。
私たちは捨てられたのだ。
本当にこれでよかったのか。
この子は幸せになるだろうか。
幸せにできるだろうか。
周りはあなたを批判するばかりで私の想いを何も聞こうとはしない。
私はこれからもこの世間からの目に耐えなければならない。
何が正解だったのか今でも考えてしまうことがある。
自分の選択に間違いはないと言い切れない自分に腹が立つ。
この子と一緒に死んでしまいたいと思ったことも何度もあった。
でもお腹の中でたくさん動くこの子は一生懸命生きようとしている。
生きたいって言ってるように思える。
パパのいない子にしてしまってごめんね。
寂しい思いをさせてしまうことがあるかもしれない。
お友達に嫌なことを言われることもあるかもしれない。
でもこの子のママになれてよかった。
あなたがいなければ私はこの子のママにはなれなかった。
この子に早く会いたい。
私はあなたに感謝してる。
2人で過ごした思い出は大事な宝物。
これから作るこの子とのたくさんの思い出もかけがえのない宝物になるでしょう。
これから感じるたくさんの喜びを一緒に分かち合いたかった。
それが叶わないのなら、どうかあなたはあなたで幸せでいてください。
私はどんなことがあっても絶対にこの子を守る。幸せにする。