うむ、いまさらながら見てみた。
…まぁ、鬱については大体あっている…と思う部分も多い
が、まぁ…原因探しを人はするし、自分もそうなのだが…会社が原因3割…あとは奥さん、あんたが7割だ;
と思いつつ見ていた…まぁ、なんだ、アレだ、どこにも居場所がなくなっていたんだ
そういう水を差すようなことは劇中でははっきりとは言わないが…甘えられないのは何故かを考えると…甘えようとしてもさせてくれなかったから、なのが大半だ。
そもそも、自分はこれ、どうせアレだ…天使のような奥様がいて、周りに恵まれているのにもかかわらずなって、ちょっとしたコメディーのように明るくハッピーに進むのだろう、と思っていたものなんだ…が、それはパッケージやCMだけの事…
そう、人はよく言う、どうみても目の中を見てみると元気でないとわかるのに、そういう風に”見える”ように頑張ると…そういう風に他人は見るのだ。
これは…そう思いたい、”相手は元気だから大丈夫”という一種の暗示を自分にかけて安心したいという念がある。
うつ病は心の風邪だというが…誰でも罹るぜ、という意味では間違いではない。
だが…残念なことに、こいつは”完治”しない”治る”という医者もいるが…一生コレと付き合っていくことになる、寛解こそすれど、治ることはない。治ったように見えるだけだ、奴は…いつも隣にいる…後ろかもしれない…君が拒もうと影のようにどこまでも、ついてくる。
とまぁ、そういうヤツなのだ。
ゆえに、風邪のように”大した事ない”というわけでもなく…風邪というのは実は結構強敵であって、確実に治せる方法がまだないものだ
コロナも奴の亜種みたいなもんだ…あくまで症状を抑えつつ、治るのを待つ、というものなのだ…。
おそらく、鬱は心の風邪と宣った奴と…それを受けとめた社会の解釈がすげーズレているんだろうと思われるが…そういうことなのだ。
わしも鬱は経験した…医者はよくなっているから、年金はちょいと通らなそうだ、程度にはなっているのだが…
まぁ、酷かったよ…ツレうつでも…あれ多分EDまでに2年くらいはかかっていそうな感じはするが…
最初は仮眠だった…それが不眠になる…仮眠も一日どころか2~3日は寝る
不眠も…3日は寝れない…酷いと月…何時間だ?…寝るというか意識を失うみたいになったりする
どちらも困るんだこれ…まぁ”約束事”はまずできないわな。
このツレつの人は…ただの鬱ではあるし、我慢強く辛抱している…
わしもまぁ、そうだった…最初は自分が悪いのだろう、周りに合わせられず、イジメられるのも自分が悪いからだ
と、思っていた…それが反転するまで…30年はかかったか?
沸々とした、いや、それにしては何かおかしいぞ?というのはあり、所々でそれが爆発することもあった
が、家族にそれを言うても…彼らはできる人間であったがゆえに、困惑し、できないのは”甘えだ”という解釈にいたり、話は進まず
会社や社会もまた…根性論と精神論がまかり通る場所であった…。
ここから…結果がすべて?頑張りなど関係ない?成果の出せない努力は無駄??…そうか…そうかぁ!!!
結果が良ければそれでいいのか!そのための道順こそが大切であるのに、それはどうでもいいのか!なるほどなるほど!なら貴様等の人生も家族も友人も何もかも!社会すら私にとってはどうでもいい!!!そうだぁ!最終的に人は死ぬのだ人が死ねば社会も国も…ならば!!!
ワシハニンゲンヲヤメルドーと、いう風になっていった。
内面にあるのは…”怒り”なのだそれも、かなりとても激しい…他人は愚か、自分すらも滅するほどの憤りである
ツレうつにおいても、1人自死して死ぬのがいるが…それでも周りの人間(といっても理髪店の2人だけだが)は、なにか勘違いをしており、またいまさら??的行動をするのがある意味リアルであった。鬱を知っているとか言っていたが…実はまるで知らなかった、知人が死んで初めて本気で知ろうとしたところ…とかね。
どちらにせよ…このツレうつは2011年の映画だ、原作はもっと古い…。
首を括った馬鹿が…好きだと言ってたものだ。とりあえず見たぞ、馬鹿者。