「眠…。」
昼休みの教室はちょうどよい暖かさで、気を抜くと寝てしまいそうだ。
…まあ、昨日徹夜したのもあるんだけど。
ちょっとくらい良いか、と思い顔を伏せる、と。
「天羽いるか〜」
設楽先生の声が教室に響いた。
「あ、はい。」
慌てて顔を上げて立ち上がる。
「ちょっと別室来れるか?」
何故に今、という思いを飲み込む。
「了解です。」
「この前の課題、すごい良かったぞ。」
「この前…って何でしたっけ?」
「当の本人が忘れんなよ…。あの、インドの子どもについてまとめたやつだよ。」
あぁ、あれか。
調べていて、胸がぎゅっとなって。
日本に住んでいて、忘れてしまいそうなことを書き留めるためにも、まとめるべきだ。
と思った。
「それでだな、一つ提案があるんだが。」
「提案…?」
先生の言おうとしていることが読めなくて、思わず首を傾げる。
「夏休みに行われる、このプログラムなんだけど。」
そう言いながら、一枚の紙を差し出される。
「これは…?」
「今年からこの学校、発展途上国に留学するプログラム始めたのよ。よかったら天羽、やんないか?」
これまた急な…。
夏休みは塾やら旅行やら、極限まで予定が詰まっている。
「申し訳ないんですけど、お断りさせていただいても…?」
「お前、こういうときだけめちゃめちゃ敬語になるな…。まあいいけど。」
意外とすぐに受け入れてくれたことに拍子抜けする。
「じゃあ、これ以上要件がなければ。」
「ほんとに合理主義っていうか、取捨選択が早いっていうか…。」
若干呆れられるが、仕方ない。だってそうしないと、この社会やっていけないんだから。
「それでは、失礼しました。」
「…お前が行きたくないなら無理強いはしないけどな。」
設楽先生がボソリと言う。
「優等生な天羽も、たまにはやりたいことやっても良いんじゃないか。」
「…」
プログラムの紙、持ってきちゃった…。
紙を頭上に掲げ、ため息を付く。
「やりたいことって言ってもな…。」
実際、興味がなかったわけじゃない。
インターネットで見聞を深めるのも良いけど、やっぱり目に映すことが大事だと思う。
「…。」
階段を降り、リビングにいる父さんに声を掛ける。
「ねぇ、お父さん。」
「ん、なんだ?」
紙を父さんに差し出す。
「僕、これに参加したいんだけど。」
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月魔知兎🌕️🐇さんへ
お返事ありがとうございます!
うさぎさんのお言葉、ものすごく納得しながら拝読しました✨️
中学生世代の良いところって、悩むフェーズと動くフェーズが滑らかに素早く入れ替われるところな気がするんですよね。
それを瑠唯に投影してみました〜♪
設楽先生との掛け合い、書いてて一番楽しいですw
ちょっとクスッってなるように毎回してるんですが…どうでしょう?
雪、一回降ったらしいんですけど、積もるどころか気づきすらしませんでした!
今寒波来てるらしいですもんね…。
どうか暖かくして、体調第一で…🍵🛏️🛁
つきまちうさぎ🌕️🐇
やっと お返事できました💓😆
天羽くん、いろいろ悩みつつも、なにやら 動きがありそうな予感ですね…!
🐰ワクワク
留学は いろんな意味で ドキドキものですが、父様の意見も気になりますし、はたして どうなるのでしょう…?
設楽先生も出ましたし、とても満足なウサギでした!
🐰⭐
PS: そちらの方は、雪で 大変ではありませんか?
ウサギのとこは、毎日 寒いです~!🥶💦
琉夏さんへ
お返事ありがとうございます!
嬉しいお言葉…✨️
切るところは毎度気をつけるようにはしてますね!
単調な終わり方になると面白くないので…。
僕の方こそ、毎回お返事くださってありがたい限りです!
本当に執筆のモチベーションになってます♪
琉夏さんも、自分第一で🍵🛏️🛁
これからも頑張ります!
わ〜!!続きが気になるところで!!!
お父さんなんていうんだろう、、、
これで否定されたらきっと悲しいだろうな、
と思いながら最後まで読みました。
ななはさん、毎回良い話を投稿してくれて
ありがとうございます!
この作品に出会えてよかった、、、と思ってます笑
これからも小説書くの頑張ってください
でもななはさん優先してくださいね!
体調には気をつけてくださいね〜✨
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