現在、介護職に就いて5ヶ月目。現場はコミュニケーション命。怖じ気づこうがビビろうがキョドろうが引かれようが我が頭が6歳だろうが、どんな人間とも平均的に関わっていく必要があった。逃げてばかりの私だったのに逃げ場はなかった。
近頃は夢の中でも仕事している。以前あなたはずっとここに勤めるの?と聞かれ、考える前に口がはいそうですと喋っていた。
なにかを続ける以前にそもそも続いたためしがないので、自分自身でも続かないのだと決めていたが不思議な程続いている。続いている、と言い切るのはまだ不安だが…辞めたいとは思えない。もちろん生活の為でも大いにある。
利用者さんの手足をフットレストに乗せる時、自分自身の体温との差に驚く。私の身体は確かに若いし、生きていると何より実感する。どんなに死にたい日も、おはようからおやすみまで私はやっぱり生きちゃっている。
この仕事は、なぜかなんだかたまに懐かしい。
私は最初からそうだったかのように、これからもずーっとこの仕事をするだろう。身体が動くかぎり、ずーっと。