予知夢を見る、という小瓶を読んで思い出しました。私も一度だけ、予知夢のようなものをみたことがあります。
白っぽい部屋のような空間で私が泣いていて、母のような人がどこか遠くに行ってしまうんです。それが寂しくて、悲しくて。それで、その母のような人が言うんです。「どうしたらいつまでも、自分を忘れないでいられるものを残せるか」って。只々つらくて泣いてたら、いつの間にか起きてました。それで、ああ、これって夢だったんだな。って安心したんです。
その3日後くらいに、私の部活の顧問の先生が亡くなりました。先生は産休を取っていて、一年間のお休みでした。赤ちゃんを産む直前に植物状態になったと後で聞かされて、どうしようも無く辛かったです。だって、先生が命をかけてまで産んだ自分の子供を、見ることも出来ずに亡くなってしまったのですから。
先生が亡くなった直後は、色々とバタバタしていてこの夢のことは忘れていました。しばらくして、周りも落ち着いてきて、そういえばって思い出したんです。
あの母のような人は、もしかしたら先生で、最後の別れを告げに来たのかなって。思い出したら、また涙が出てきて止まらなくなって。最後に先生にありがとうって言いたかったです。
初めてこの夢の話をしました。周りの人には言ってません。書いててまた泣きそうですが、ここに流せてよかったです。
ななしさん
お別れを言いに来られたんですね、きっと。
それくらいあなたは大事に思われていたんでしょうね。
予知夢とは少し違うかもしれませんが、もう亡くなった祖母が生前、こんな話をしたことがあります。
祖母は夢の中で船を見つけました。
もうすぐその船は出るということが分かり、
「待って!」
と言いました。
でも船にいた人から、
「お前はもう少しそっちにいろ」
と言われて乗せてもらえませんでした。
そのとき、祖母は大病にかかっていて、生死をさ迷うほどだったそうです。
きっと三途の川だったんでしょうね。
船に乗っていたら、今、私は存在してないんだなと思うと、祖母の夢はすごい夢だったんだな、と思います。
亡くなった人を時々思い出すことだけでも良いと聞いたことがあります。
私も仏壇を前に、ケンカした頃の話などを、母と笑いながらしています。
きっと上から文句を言ってるかもしれませんが(苦笑)
あなたにとって大切な方なら、時折、いろんな思い出を心で思うだけでも良いのかもしれませんね。
きっと心残りもいっぱいあったでしょうけれど、その方が安らかにいられるように、私も願っています。