思考テーマ3 「がんばれの話」
頑張れって言われたって、
一体なにをどうしたらいいのか。
「辛いんだ」
「頑張れ」
「もうやめたい」
「頑張れ」
「いなくなりたい」
「頑張れ」
頑張ったよ。
頑張ったから、
疲れたんだよ。
他人のいう頑張れは、
ときに私を救うけど、
やっぱり私たちをこわばらせる
私は、この言葉が苦手だ。
頑張れって、
「頑なに張る」とかくじゃないか
もう、切れるほど頑なに、
糸を張ってきたんだよ
貴方に、緩めて欲しくて
貴方に弱音をはいてしまうのに
貴方はまた、
ぴんと張れという
幾ら糸を張ったって
綺麗な音が出ないんだ
高い、甲高い心の叫びが
悲鳴のようにでるだけで
そこで私は提案します
「がんばれ推進運動」を
私は、頑なに張れ、なんて
張ってる人にはいえません
じゃあなんて変えようか、
言葉自体は悪くない
やっぱり相手は
私たちを思ってつたえてくれるのだから
音はこのまま、
「がんばれ」
でいこう
柔らかい平仮名は
きっと貴方を包んでくれる
貴方を思ってのその言葉、
きっと貴方に勇気をくれる
自分で唱えるのもいいかもなぁ
「がんばる」
「がんばれる」
「がんばろう」
本当は思っていなくても
ちょっとだけ、勇気になるかも。
宛メでお返事される方も
ぜひひらがなで、
エールを送られてはいかがですか?
きっと誰かの糸を、
緩められるはず
そうやって続いていく宛メの世界が
たくさんの「がんばれ」、「顔晴れ」で溢れていきますように