「この壁を努力して超えたら、楽しい生活が待ってるよ」
そう先輩や周りに言われて
努力して何度も壁を超えても、楽しい生活なんて待ってなかった。
いつもその繰り返し。
というか、だんだん辛くなってくるじゃないか。
何年も浪人させてもらってやっと入れた大学。
これから始まる生活に期待してたのに。
色々つらいことがあった。
そのことで、大学中の生徒は
私のことを知っていて、皆んなに白い目で見られ、悪口をたたかれてる。
もう少し、本人に分かりにくくやってくれよといつも思う。
死にたい、なんて何度思ったんだろう。
親や祖父母に大事にしてもらって、
そんなこと思ったらバチあたりだと、本当に思うのだけれど。
自殺は怖いし親を残して死ねないし、なんて思ったり。
先日、カラダにしこりが見つかった。
悪性なら、この世からいなくなる大義名分になる!なんて思って、検査の結果を期待してしまった。
結果「悪性の可能性は極めて低い」と。
ほっとする親を横目に、
本気で落胆した私は、最悪だ。
親に対しても、先祖に対しても、闘病してる人に対しても。
私の存在、なかったことにならないかなと
常に考えてしまう。
そうすれば、私が苦しむ必要もないし、
1人になってしまった私の大事な家族や
先祖が悲しむこともないのに。
さぁ、また精一杯オシャレをしてニコニコして「私は幸せ!人生を楽しんでますよ!」
と胸を張って、
みんなからの視線に耐えなくちゃ。
みすぼったらしい姿をヒトに見せて、
優越感を与えるのなんてバカバカしいから。
まだそんなプライドを持ってる自分が、
やっぱり嫌いだ。