馬さん鹿さん小瓶
例の窃盗容疑で鬱病という診断書を出してずっと休んでいる元職場の人間がやっと退職した。
今までいつ復帰するかがすごく不安だった。
正直、復帰するかもしれないと思ったことが何度かあった。
実際に、5月くらいから職場の復帰プログラムの話は進んでいたし・・・。
だから、退職願いを出して会社が受理をした・・・と聞いた夜は久しぶりにぐっすり寝た。
暫くたって、一番上の上司からこんなことを言われた。
「〇〇さん(窃盗容疑の人)が荷物を全部取りに来ることになった。職場の人、特に〇〇(部署の管理者)にも会いたくないそうだから、立ち合いは事務局でやるからみんなを早く返すように・・・。」
この話を初めて聞いた時は、“なんで窃盗した人間、突然会社に来なくなった人間の言うことを最後まで聞かねばならないんだ!”と強い憤りを覚えた。
その後も説明に来たが、デスク周りにお菓子を処分しろ・・・冷蔵庫のアイスは大丈夫か?アイスを自分だけ食べてないと難癖付けられるかもしれないぞ・・・とか。
あーほーかーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
一応指示には、歯を食いしばって従ったけど、サラリーマンは辛いですわ。
電車で泥酔してしまっている哀れなサラリーマンの気持ちがよくわかるわー。
やってられんことが、私より沢山あってきっと大変なんだろう・・・。
話が変わるが、この窃盗事件での上司の発言(会社の評判が下がるから被害届を取り下げる、盗まれたのはスキがあるから)などの話を医療勉強会の時にしたら、男の先生方は一番上の上司と同じことを言っていた人もいるなー。
男の脳は機械的に処理するのが得意なのかなー?
何度も何度も考えたけど、窃盗容疑の人と直接会って性格やらを知っているのは私だけなんだし、外野の先生方はその窃盗容疑の人と会ったことがないから他人事として距離をあけて考えれるんだろう。
実際、捜査の時には警察は指定時間に私服でこっそり来たし、どなってくる窃盗容疑の旦那にも「これ以上会社に文句言うなら、貴方の発言は恐喝になりますよ」と言って収めてくれたり。
凄く警察の人は親切だった、本当にありがたい。
今でも、こっそり見張ってくれているらしい。(他の場所で窃盗をやる場合があるから)
今回のことは、誰にも経験したことのない貴重な体験が出来たと思う。
経験は無経験者の発言よりは説得力が当然ある。
話を戻すが、退職届と同時に、うちの部署や担当窓口だった職員の悪口満載の(タウンページ半分ほど)書類をもってきた馬鹿者だけれど、そんなに相手が怖ければ訴えられたときに弁護士に相談すればいいのに。
専門家に相談せずに怖がっているから、もしかしたら難癖付けて退職する職員と同じくらい上の上司は大馬鹿者かも。
そんなこんながあって、私の心はもうパンパンに膨れ上がった風船のようだった。
会社のみんなで協力しなければならないことも勘違いで忘れていたし・・・。
でも、何故やらなくてはならないかも、今の私にはよくわからなかった・・・というか、それ以上上司の指示に従いたくなかったのかも・・・。
もうね・・・聴きたくなかったんだよね・・・。
ずっと考えていたら、古傷が痛んで右膝が過伸展した。
これやると、ちょっと長いんだよな・・・。
ちょっと疲れていたからな。
自分は今思考が停止しているから、連休があってホントに良かった。
無様な姿をこれ以上さらさなくて済む。
みんなに迷惑かけたな・・・申し訳ない・・・。
あー、いい歳してまだ社会のことが分かっていない。
私は大馬鹿者だ・・・。
あー、でも一日の最後に、月の君と少しだけ話が出来て幸せだったな。
見ただけで、ニタっとしてただろうな。
なんか、こんな風に書くと自分が気持ち悪いな(笑)
だからコストコの会員証の顔写真もマフィアが気持ち悪く笑っている風にしかみえなんだ(泣)