大好きな君へ
愛してる
でも君は私のことなんて
何とも思ってないのかもしれない
寧ろ嫌いだって思っているのかもしれない
君が私のことどう思っているのか
全然わからないけど
あのとき
病気でおかしくなった私を受け入れてくれて
ありがとう
私を拒むことなく
側にいてくれたね
嬉しかったよ
私を見ても
嫌な顔ひとつしなかった君に
私は救われたよ
君といた時間を忘れない
本当に一瞬だったね
あんなに心が落ち着いたのは初めてだよ
幸せだったよ
もう二度と
あの喜びは戻ってこない
もう二度と
あれ以上
幸せな気持ちにはなれないんだろうな
もう君には会えなくなるかもしれないんだ
会おうと思えば会えるだろうけど
会えないんだ
会いたくないんだ
本当は会いたいけど
会わない方がいいんだと思うんだ
もっと君とお喋りしたかった
全然話せなかったね
私
君のこと
全然知らないな
全然知らないままお別れなんてしたくないよ
でも
仕方ないんだ
私
もう駄目かもしれないんだ
しんどいんだ
居場所を失って
寂しいんだ
人恋しいんだ
だけど
もうちょっとだけ頑張ろうと思うんだ
環境を変えて
もう一度やり直したいんだ
将来
大学に行きたいから
割り切って頑張ろうって思うんだ
だから
さよならなんだ
さよならかもしれないんだ
このまま何もしないのは
時間がもったいないからね
私もいい加減
前に進もうと思うんだ
君には
幸せになってほしいよ
可愛い彼女作って
幸せになってほしい
好きな人いるんだよね
ずっと彼女欲しいって言ってたもんね
幸せになってね
告白上手くいくといいね
私
ちょっと期待しちゃったよ
恥ずかしいなあ
もうすぐ定演だね
定演出れなくてごめんね
私が病気で発表会出れなかったとき
君は
「定演があるからいいじゃん」
って励ましてくれたね
でも
私
結局駄目だったね
無責任だったね
副部長も結局できなかった
仕事を全うできなかった
私は皆を裏切った
ごめんね
私は君のことも裏切ったんだね
本当にごめん
すごく迷ったけど
定演
観に行くことにしたんだ
応援してるよ
頑張ってね
大好きだよ
ありがとう
さようなら