ずっと、好きだったなんて
長い時間ではなかったけれど
君と過ごした時間は今までで一番の宝物です。
どうしようもなく好きでした。
狂おしいほどに。
君と出逢った瞬間、わたしは狂いました。
これは、愛とよんでもいいですか?
君に殺されたいです。
できれば、首を絞めて。
君は、そんなわたしの考えを見透かしたかのように、マフラーで軽く、首を絞めましたよね。
ほんの、少し。本当に、絞められたのか絞められていないのか、わからないくらいの強さで。
君の目は、とても透き通った目でしたね。
いつも、何を考えていてもすべて見透かされそうな目。
いつも、いつも、予想外のことをしてくる君に、警戒心が高まるばかりでした。
「もうすぐ卒業なのに、これ以上好きになったら」
離れたくない。
告白なんてできない。
夢はなに、というと
冗談ぽく、あたたかい家庭を築く、と言っていましたね。
君らしいと思いました。
ずっと一緒にいられたら。
もっと、ずっと、一緒にいたかった。
もう、会えない。
さようなら、大好きだったひと。
もう、二度と会えないとしても、わたしは
ずっと、君のことを愛しています。