この間、はじめて小瓶を流してみた。ただのひとり言のようなつもりで流したら、何通かお返事が来た。
嬉しかった。共感してもらえるだけで、本当に嬉しかった。
自分がここに居てもいいんだ、と思えた。ダメな自分でも、受け入れられたような気がした。
それと同時に、今の自分がどれだけ居場所を失っていたのかにも気がついた。
居場所がないなんて、不登校でも理解を示してくれる家族がいたから考えていなかった。
居場所がないというのは、もっと辛い人の状況だと思っていた。
しかし、共感してもらえてはじめて気がついた。
自分の本当の気持ちを、家族にも、友人にも、この世界のすべてにも、打ち明けられていなかったということに。
知らず知らずのうちに、本当の自分を蔑ろにしていたということに。
見ず知らずの人に共感してもらえるということは、自分の文章が、自分の気持ちが、相手に伝わったということ。
できないと思っていたことができた。これは、小さいように見えて大きな一歩なのかもしれない。