長く関係があり、世界で一番信頼している人がいて、その人の元で仕事をしたいと思って海外まで来た。
その人は、昔のような関係ではいられない、と言って距離を置いている。
第三者から見ても不自然なこの状況に居心地の悪さを感じながら、自分のキャリアのためにはその人の意見が正しいと感じるし、感謝もある。
ただ、見知らぬ土地で1人、一年という期限がある中どうやってコミュニティを形成すればいいのか、途方に暮れている。
この数年間、私の世界には全てその人が関わり、楽しさも辛さも共有して来た。承認されている幸せを感じながら、私はその人以外の人間関係を作る努力をせずに過ごして来た。
引っ込み思案の自分を常に高く評価してくれたその人がいなくなり、昔は自分がどうやって自己を保っていたかを思い出せない。
仕事をしていればプライベートから目をそらすことができる。ただ、このまま停滞する自分が怖い。
誰かと何かを共有したい、誰かの事を気にする権利が欲しい。そう思いながら、空っぽの自分が恥ずかしく、一歩踏み出せない。
誰かと、と言いながら、人への興味が薄い自分がしっかり関係を結べたのは、人生でその人ただ1人だった。正直なところ、誰かと、ではなく、その人と共有する時間を想像してしまう。
このまま1人で時間を消費するのは危険だと思う。何とかしなければいけない。人と繋がらなければ。
ななしさん
(小瓶主)
一通目にお返事を下さった方へ、お礼を申し上げます。反応とアドバイスをいただけたことがとても嬉しいです。
お恥ずかしながら、自分の興味がどこにあるのか、自分でもよくわからないのです。また、仕事で満足に成果を出していないのに、自己充実に時間を使うのを心苦しく感じてしまいます(これは昔からの性格です)。
仕事をしている時が、唯一間違ったことをしていないと感じるというか、充実しているというか、変に罪悪感を感じることなく心が穏やかです。しかしながら、日本と比較して、現滞在先ではプライベートの充実と社会的な繋がりが大変重視されているようで、ただ仕事ばかりしていることはかえって悪い評価を受けるらしく、急に自分に向いていない課題を突きつけられたようで、当てもなく慌てている状況です。