わたあめ
ご自分の内面を一生懸命に見ていると思います。
そしたら、外面も同時に同じだけ見る必要があります。比べることではなくて、外の世界を楽しむんです。空気や風、日の光、木々の間からの木漏れ日を感じることが必要です。私たちはそれらに生かされているのですから。
過去の失敗や、期待から外れたことは、忘れることも考えを変える必要もないのですが、ただ、受け止めてあげないと、前に進めないのです。
ずっと寝ていてもいいんですよ。
私も、自分の育った家の、自室のベッドに横たわれば「このままずーっとこうしていたいなぁ」とふと思ってしまいます。でも、現実世界はそれでは生きていけないのです。悲しみや寂しさを捨てたりしないで、よしよし、と自分でいたわってあげることです。
でも、自分一人で自分を抱きしめて泣くのではなくて、人間じゃなくていいんです、他のものの命を感じられるようにしていくといいと思います。
妹さんはご存命なのでしょうか。私は家族を亡くしました。もう会えませんから、二度と会えない辛さがあるのならわかります。でも、人間の生きている時間は案外短いので、生きている限りは、勝手に体が死ぬまで生きましょう。