悩みとは、願いが叶わなくて苦しむことである。
とりあえず言い訳をする。言葉を掻き集めて。でもやっぱり叶わないから悶々とする。
言葉にするというのは、解決したかのように纏まるけれど、何も変わらないことがほとんどだ。気持ちを何となくやり過ごすにはいい。行動に至るまでのプロセスだと思っていたが、どうも違うようだ。
行動は単独で存在しているような気がする。それまでに働いているのは意識ではなく、無意識だから。
言葉は何?心に響くこともあるよ。もしかしたら言葉ではなく、言葉に宿った魂が響いているのかもしれない。
だから例え言葉にならない漠然とした不安を抱えているとしても、行動できない理由にはならない。それなのに、余計な考えを巡らせて、言葉にできていないから、何も行動できないというような思い込みをしているのかもしれない。
若さは、白黒を付けようとする、経験が浅いから死ぬしか方法がないと思い込む。言葉にできないと理解できないというのと同じである。実際は、言葉にならない微妙なグラデーションの中間が着地点である。失敗、恐怖、認めたくないこと、逃げたいこと、拒絶、醜い感情、に負けていないか。それも含めて全てなのだから、欠けていれば、永遠に辿り着けないだろう。
もう随分前から魂では確信しているのに、なかなか辿り着けない。それは、欠けたものを取り戻していないからだろう。