私はある人を好きになってしまいました。
その人とはネット上で知り合いました。
その人は、私より歳が一個上でとても優しい人です。
私が辛い時には話を聞いてくれて、嬉しいことがあった時にも話を聞いてくれて、なんでも話すことが出来て私の心の支えでした。
私は、
その人の声が好き。
その人の話し方が好き。
その人の笑い声が好き。
その人の優しい性格が好き。
その人の話す一言一言が好き。
だけどその人は、きっと私のことを妹のような存在としか思ってなさそう。
ただの妹でもいい。
1秒でも長く話していたい。
好きな人が出来ても付き合って欲しくない。
欲を言えば、好きな人も出来て欲しくない。
好きな人が出来ればきっと私は必要なくなる。
そういう風に考えるのも辛い。
好きすぎて辛い。
今すぐにでも会いたい。
引かれるかもしれないけど抱き締めたい。
離してって言われても離したくない。
他の人が傷付けるかもしれない。
手を繋いで歩きたい。
笑った顔が見たい。
あの人が幸せならばなんでもいいと思えるくらいに心に余裕を持ちたい。
こんなことを思ってるなんて知らないだろうなあ。
ごめんね、だけど私は君のこと大好きだから。
いつも、好きって言ってくれることに嬉しさを1人で感じてる私が馬鹿みたい。
今日は大好きって言ってくれた。
それだけでもう幸せだった。
あの人はなんとも思ってなさそうなその一言で。
私もよく好きって言う。
ちょっとは嬉しいって思って欲しいな。
だけどあの人はきっと女の子が恋愛対象じゃない。
だからほんとになんとも思ってくれなさそう。
でもちょっと前までは私もそうだった。
だけど私はあの人のことを好きになった。
もしかしたら好きなのかもしれない、と気付くのははやかった。
私は常にあの人のことを考えてた。
今何してるんだろう、今はまだ寝てるかな、と、ずっと考えてた。
考えない時はなかった。
それくらいあの人のことしか頭になかった。
いつだったか、あの人は私に学校に好きな人ができた、と教えてくれた。
私はショックだった。
泣きたくなった。
最初から叶うはずのない恋なのに。
私は素直に応援した。
だけど結局あの人は、諦めた。
嬉しさが7割。幸せになって欲しかったのが3割。
今はどうなんだろう。
きっと好きな人いるだろうなあ。
だって可愛いんだもん。友達いっぱいいるんだもん。
同性の私も好きになったんだもん。
だけど私なんかよりずっとお似合いの人がいるんだろうなあ。
こうやって毎日私があの人を考えるのと同じようにあの人も好きな人のこと考えてるんだろうなあ。
だからもう私のことは考えなくてもいいよ。
とにかく私が好きでいれば関係は途絶えないはずだから。
あの人は今日も明日も明後日もずっと幸せでいて欲しいな。