もし、自分が今ともっと違っていたら
生活は変わっていただろうか、
苦しみも軽く感じるくらい、
楽に過ごせていたんだろうか。
もっと容姿が綺麗であれば、
もっと勉強が出来て、成績が良ければ
もっと優しい性格で、万人から愛されていれば
どんなふうだっただろうか。
こんな人生送らずに済んでいるんだろうか。
幸せな出会いもあったりしたんだろうか。
生まれてこれたことに感謝しなくちゃいけない。
今の幸せな現状に感謝しなくちゃいけない。
分かってはいるけれども、
でもやっぱり
綺麗な容姿を望んでしまう。
勉学の出来る頭を望んでしまう。
誰からも頼られる性格を望んでしまう。
沢山の人に分け隔てなく愛される自分を
そんな、高望みなことばかり望んでしまう。
今でももう充分に恵まれてるかもしれない
それでも、どうしても
もっと愛される自分になりたかったと
心から願ってしまって仕方がないんだ。
名前のない小瓶
