夫と当時付き合ってる時、結婚をするつもりだったけれど、まだまだ貯蓄もないので先の予定だった。
しかし費用も何もかも親が用意して、姉が先に結婚しないと妹が結婚出来ないからと、式を挙げた。私はそのとき失業し鬱病だった、そんな私でも付き合ってくれた夫を手放させないように、そう考えた親心だったのだろう。
投薬中でも式の準備、目が回るようなあっという間の式だった、幸せだったと思う。
きっとそうだと、思いたかった。
作ったハズのアルバムは1度も見ないが。
皆友人知人は、良い式だったと言う、そういう式にしたから。当然だと思った。
次に必要だからと、車を与えられた
私が必要なもの欲しいものは、先回りして与えてくる
新生活の家具家電、夫の礼服、私達の手で揃えるべき、何もかもは、抵抗しても整えられていた
私は、私が本当に欲しいもの、必要なものが区別がつかなくなった。
不必要な物でも、親が与えないモノなら手に入れたいと思った
気が付けば借金をしていた
それも、敷地内同居で郵便を管理している親にバレる
借金は、いつの間にか消えていた
親にとって借金は恥ずかしい事だったから
親が憎いと思う時がある
こんなに良くしてくれる親はいないと、人は言う
甘えられるなら甘えちゃえばいいのに、お金があるって幸せだねと言う
幸せなのだろうか
幸せだと思わないといけないのだろうか
私が負うべきだった苦労や経験を
得られない事を私が嫌と感じることは間違っているのだろうか。
否定して欲しいが、否定されたら親を憎く思ってしまう。
親を憎く思うと、逆らわなかった自分に返ってくる。
結局何もかも私が悪いのだと行き着く
そこに出口はなく、残るのは私が生きている価値がもう、何も無くなるから
どこにも、行き場がない。
親を捨てて夫と2人暮らしていきたい
夫もそうしようと言ってくれている
それでも、この家から逃げられない己の弱さと、私の家の姓を選んでくれた夫を溺愛してる同居の祖父がショック死するであろうと思うと踏み出せない
親が憎いと思う事で、自分の罪から逃れようとするが、結局は己の弱さに行き着く。
子供が産めない私の価値
まだなの?と、問われる
不妊治療や体外受精について、聞かれる。
現状、産めるわけがない
私の親は
私が発達障害な事も鬱病になっている事も、見えない見えていない、本当に見ない。
都合のいい私しか見たくないのだろう
私はどこに行き、何を成し、どこへ消えていくのだろう
ただただ、流され、怠惰に生きていくだけならば、いっそと、思う日が増えている