ママからの暴力が多分終わった。もう殴ったり蹴ったりはされなくていいのかもしれない。僕は小学5年生位の頃からいつかママを警察に訴えようと

ママからの暴力が、多分終わった。
もう殴ったり蹴ったりは
されなくていいのかもしれない。

僕は、小学5年生位の頃から、
いつかママを警察に訴えようと、
証拠集めをしてた。

多分、僕はずっと勇気が無かったから
すぐに警察を頼らずに、
証拠を集め続けていつかいつかって
訴えるのを先延ばしにしてた。
高校生になったくらいの頃からは
いつか逃げるから警察なんて
もういいやなんて思ってたの。


最近のある日僕は、
自分の勉強机の下に置いてる
缶箱を開けてたの。
その缶箱には、何年何月何日、
ママに何をされたかと、
ママに付けられた傷の事を
日記みたいに書いたノートとか、
ママに破られた服とか、
録音機(ある時の暴力暴言を吐かれた
時の音声を録音した物。昔お婆ちゃん
にもらった。)等を入れてた。

それを開けてた時に、パパが
急に僕の部屋に入って来たの。

僕は慌てて缶箱を隠したけど、
びっくりしたせいで気が動転して
上手く隠せなかった。
パパは、僕からその間箱を
取り上げて中身を見た。

それでね、ノートも読まれたの。
そりゃあ、読まれるよねw
僕の過去の計画はあっさりバレた。
でも、パパは怒らなかったの。
びっくりした。
絶対に怒るだろうって思ってたのに。

その後ね、パパが僕に、
「警察行くの、やめといた方が
ええで。面倒くさい事んなったら、
お前も大変やで？
どうしても行くにしても、いつか
暴力振られんくなるかも知れんから
ちょっとだけ待ったって。」
って言って来た。

僕はもう今は、警察に行く気は
無かったから、
「うん。」って言った。

そしたらパパはパパの部屋に
帰って行ったの。

その日の夜中、
僕はなかなか寝つけなくて、
腕に持つ縫いぐるみの位置を
変えながらベッドの上で
もぞもぞしてたの。

そしたら、パパが1階に降りる音が
して、その後1階からパパとママの
話し声が聞こえてきたの。

僕の部屋は階段から1番近い部屋
だから、1階の声はよく聞こえるの。

始めは、うるさいなとしか
思ってなかったんだけど、
僕の名前を言ってるのが聞こえた
から気になって聞いてみたら、
パパがママに、
僕が警察に行こうとしてるって
伝えたらしかった。

途中からしか聞いてないんだけど、
ママはそれを聞いて、
「はぁ⁉○○(ママの名前)が
何したって言うん?」
なんて言って怒ってて、
「ちょっと叩いたり足で突いたり
したのが虐待やって言える⁉
ホンマにありえへん。何でなん?
○○何も悪い事してないのに。」
って最後の方は、涙声になってた。
自覚なかったのね…。
ホントに呆れちゃうよ。

パパが、
「これからは何かしたら、
警察行かれるかも知れんから、
あいつにはなるべく
触らん方がええかもな。
なんかしてもたら、
その後は家から出したらあかんで。」
って…。

ママは、何もしてないのにって
涙声で言いながら、
「あいつには、もう
触らんようにするわ。」
って…。

僕さ、昔何度かパパに、
ママからされた事言って、
助けてって言ったのね。

その時は、
「俺はお前の味方やからな。
何かされたんやったら助けたる。
俺を信じろ。」
って言われて、助かると思ったの。

でもパパは、言葉だけで
何もしてくれなかったの。

僕をね、見捨てたんだよ。

警察って言葉が出てきた途端、
行動を取るなんてね。

警察が怖いの？
ママの何もしてないのにって言葉。
パパの"何かされたんやったら"
助けたるって言葉。
まるで僕が被害妄想を
してるみたいな物言い。

パパもママも、
何もやましい事が無いなら
警察の話が出からってどうって事
無いはずでしょ？
変なの。

その夜が明けて、2~3日経った頃、
また缶箱を覗いて、ノートが
無くなってることに気付いた。

他にも1つおかしいなって思ったの。
録音機。
僕が思う中でのパパがパパ本人と
合ってるなら、
録音機を聞いた時点でそれを
取り上げる筈なの。

だけど、取り上げずに置いて行った。

変な違和感の元、僕はまさかと思って
録音機の音声ファイルを開いた。
悪い予感が的中して、
録音した声や音が全部削除されてた。

もう、何も残ってなかった。

まあ、もういいけどね。

もういいから、いちいちパパに
聞きに行ったりはしなかった。
どうせパパがしたんだろう。
聞きに行くだけ時間の無駄だ。

そんな感じで事が終わった。
それから1週間程経つけど、
その後僕は一度も暴力を受けてない。

暴言吐かれたり、雑務の押しつけは
変わらず続いてるけど、
マシになって良かった。

という感じで、10年ちょっと続いた
ママからの暴力は多分終わったの。

これからはもうちょっと楽になれるかな。