ばぁちゃん、覚えてる?
小学生の頃、妹と違ってひねくれて出来の悪い可愛げのない私は、よく母にきつく叱られてつねられたり叩かれたりしていたんだ。
一緒に暮らしてないばぁちゃんと一緒にお出掛けの前にまた叱られて、泣いて部屋にこもっていたら「あんたのせいでいつもいつも予定が狂う」って言われて、大泣きしながら車に乗った私に「ばぁちゃんはずっと○○○の味方だでだからもぅ泣くな?」って優しく手を握ってくれたよね。
ばぁちゃんは車で待ってたから家で母に言われた事は知らなくて、ただ泣いていた私を泣き止ませる為だろうけど、あの時の私にはすっと心が軽くなって私はひとりじゃないんだって思ったんだ。
学校でいじめられて誰にも言えなくて家で泣いた時も、母にきつく当たられて泣いた時もばぁちゃんの言葉を思い出して耐えていたんだ。
母は私が中高生くらいになるとつねったりする事もなくなって、きつく叱る事はあっても大切にしてくれて、近くで結婚して3人子どもが産まれてたくさん可愛がってくれてお世話になったけど
近年病気を患ってしまった妹も遠方で結婚して、私の結婚式ではほぼ泣かなかったけれど、妹の結婚式では父母共すごく泣いていて
妹夫婦と同じ時に実家へ帰っても、父母共私逹にはまた遊びに来てねって言ってくれなくなった。
妹がいない時は母は妹の話ばっかりで
連絡も妹が妊娠してからすごくそっけなくなって、末っ子の七五三に誘ってもそっけなくて迷惑だったのかな。連絡も私からは必要最低限にした方が良いよね。
もう大人なのに、小さな事が重なって子どもの頃の母にきつく当たられて私だけつねられたりしてた時の 私はいらないんだ。妹さえいればいい。って記憶を思い出しちゃって孤独で寂しくて堪らないんだ。
でも同時にばぁちゃんが私を救ってくれた言葉の記憶も思い出したよ。
ばぁちゃんはいつも味方だよね?私ひとりぼっちじゃないよね?
ばぁちゃんの言葉と一緒にもうちょっと強く生きるね。ありがとう。