僕の現在位置です
Cちゃんが泣きながら電話をくれた日。
病院のホームページを見ると面会予約が夕方まで出来そうな感じだったので、すぐにでも予約入れなきゃと思って電話、無事に取れた。
「とりあえず仕度、仕度……」僕が入院中に使ってた大きめのファスナーバッグを2つ用意。
「カラだよな。変なもん入ってないよな」と、中程度の強迫観念が発動しつつも(こんな時に……)、3回確認して大丈夫だったので OK とした。
まず家にあるものから詰めていく。
フェイスタオル、半透明のビニール袋、せっけん(&ケース)、洗顔料、歯みがき、箱ティッシュ、S字フック。
経験ある人ならわかるだろうけど、袋から出したばっかりの新品タオルは水を吸わない。
だから一度、洗剤なしで水を通して、柔軟剤で仕上げて、風で乾かしておいた。
せっけんはケースに入れるか、皿に載せておかないと水気で柔らかくなっちゃうし、置き場所にも困るから、ケースは必需品。
S字フックはけっこう役に立つらしい(ただし精神科ではたいてい禁止、理由は伏せる)。
入院中に外出が認められてから、病院近くの店で余分に買って結局使わなかったノートが数冊。
別の病棟の患者さんと手紙のやりとりをするのに使ってた文具セットと、こちらも余分に買って使いきれなかった
おたよりセット。
筆記用具がないと困る場面もあるし、連絡手段として電話とメールしかないと都合の悪いこともある。
それとスマホの充電ができないだろうから、在庫しておいた USB 充電器も入れた。ケーブルはあいにく手持ちがなく、あとで買うことに。
あと意外と重宝するのが
電卓なんだ。
金勘定するだけならスマホの電卓アプリで事足りるけど、急いでるときに限ってアプリが落ちたり、うまくタッチできなかったりするのが個人的にプチストレスだから、アルコール除菌して入れておいた。
ひとまず自宅にあるものは一通り詰めた。
他は買わないといけない。
時間的に、これから準備できそうなのは100円ショップで揃うような品(くし、ヘアゴム、充電ケーブル etc.)と、女の人が日々使うものだよな、と。
この時点でもう夜6時すぎ。クルマを出して、ちょっと先にある100円ショップへ。運良く一箇所で全部買えた。
その足で、向かいにあるドラッグストアに入店(クルマは100円ショップの駐車場に置きっぱ、ごめんなさい)。
買うものは決まってるので、特に何も考えずに売場へ。
「しかし、いっぱいあるよなー」と思いつつ、ふつうのと多い日のと夜用があれば大丈夫かな、あとあれもあったほうがいいよね、暑いしお風呂入れないし……と、かごに入れて精算。
クルマに戻って買ったもの積んで、スーパーでお使いしながら帰った。
運転中、音楽かけながら思ったけど、Cちゃんが居る病院、環境の良いところじゃないのかもなって。
僕が背骨つぶれたときに入院した大病院も、ハッキリ言って変だった。人も、組織も。
主治医こそ若くて熱意のある人だったけど、僕が退院するのと時を同じくして DMAT 隊員になるからって退職していった。
その理由も、今となっては本当だったかどうか分からない。何とでも言えるからね。
帰宅して、食べるものを冷蔵庫にしまい、タオル類を見たらもう乾いていて良い香りがしてたから、畳んで入れた。
他に買ってきたものも入れたら結構な分量になったから、これでファスナーバッグ1つ使っちゃおうと思って。
とりあえずその日は夕飯食べてシャワー浴びて、薬のんで、「さて、あちらをどうするかな」と思って寝た。
♪Erase/Rewind / The Cardigans