諦めようとした。
私の恋は周りから応援されていない。
だから、もう諦めよう、これ以上友達の邪魔はしちゃダメだ、って。
そう思ったのに
また彼を好きになってしまった。
ある日、友達に好きな人を打ち明けられた。
私は友達の好きな人を聞いた瞬間、心臓が飛び出そうになるほど驚いた。
友達と好きな人が同じだったから。
そこからはよく覚えていない
とりあえず、『友達だから』応援しないと、って思って、思ってもない応援の言葉を並べた
その時の私は、どんな顔をしていたのかな、本当に覚えていない
私に打ち明けてからは早かった。
友達は他の人にも打ち明けて、勿論、友達の恋は応援された。
誰もが友達と彼が結ばれることを願っていた。
彼を好きになってしまった私を除いて。
好きな人は打ち明けるものではない。
けれど、応援されたいなら別。
応援されたいなら、早く打ち明けるべきだったのかな。
今更、そんなことを悔やんでも仕方がない。
けれど、友達が彼を諦めない限り、私の恋は応援されない。
誰もが望まない恋、なんて醜いのだろう
私が彼を好きになることを、周りは望んでいない
だから、本当に諦めたい、なのに、
彼は誰にでも優しいところがあるから、こんな私にも優しくしてくれるのだ
そんな優しさに浸ってしまう自分が情けない
叶わない恋、叶うことが許されない恋
そんな恋が、どれだけ辛いか
周りに応援されている友達を見ると
ずるいと思ってしまう私は最低な人間でしょうか
そう思ってしまう自分が、本当に恥ずかしいです
気付けば涙が出てくる
今泣けて本当に良かった
彼や友達の前で、こんな恥ずかしい涙は見せたくない
そう思いながら、眠りにつく
この小瓶を読んでくれてありがとう。
貴方の夢が叶いますように。