夜、お風呂に入って、湯船につかっていたら、
「かぁーさん！」
先にとーさんと一緒に入った息子がやってきて、ドアを開けた。
さっさと寝ろ～！と言おうとしたら、
「あのね～
にじゅうかぞえたら
からだあらうんだよ！
でね、
にじゅうかぞえたらおふろからでるんだよ！」
と言った。
思わず、
「はぁーい！(^-^)/」
「ちゃんとかぞえてね！ちゃんとからだあらってね！20だよ？」
「はぁーい！(^-^)/(笑)」
「じゃあね！」
ドアをバーン！と閉めて、行ってしまった。
足音を聞きながら、笑いがこみあげてきた。
そのまま、
「いーち！にぃー！さーん！」
と数え始めた。
数えながら、
あのぉ…
顔はいつ洗えばいいのですか？
あのぉ…
髪の毛はいつ洗えばいいのですか？
と言いたくなったが、そのまま20数えた。
20数えてもあちこち冷たいから、もう少しつかっていた。
一通り済まして、風呂から上がったら、まだ息子が起きていて、
「ちゃんとあらった？
ちゃんとかぞえた？」
とチェックが入った。
「ちゃんと洗ったし、ちゃんと数えたよ！」
20以上つかっていたのはつっこまれず…
もちろん、顔を洗ったのも、髪の毛洗ったのもつっこまれず…
（そんなの、気にしちゃーいないだろうが）
そぉいや、まだ起きてるのか？と気がつき、
「早く寝てください！」
「そうだよ！早く寝てよ！」
「早く寝ろ！」
娘やとーさんにまで言われて、やっと布団に入った。
…有難う。
