明日で最後だ
全部終わってしまう
思い返せば、二年生の冬前には少しずつ準備をしてきた
その結果がこれだ
やっぱり所詮私はこの程度
周りにちやほやされて、期待されて、自分はできる人間なのだと思い上がっていた
本当に馬鹿みたいだ
わかっていたのに
わかっていたのに自らまた再確認しようとするなんて
自分のことながら呆れてしまうよ
努力した過程なんてなんの意味もない
結果がすべてだもの
受験なんて特にそう
結果がすべてだ
頑張ったからいい、とか、努力したことは絶対将来役立つ、とか
馬鹿馬鹿しすぎる
慰めにもならない
努力するのは当たり前だよ
自分がそれまでサボってきたのだから
自分が周りより劣っているのだから
努力して、周りに追い付こうとするのは当たり前
偉くもなんともない
努力したって、結果が伴わなきゃ意味がない
結果がダメなら罵られたって仕方ない
こいつはダメなやつだ、って思われたって仕方ない
努力が足りないんだ、って怒鳴られたって仕方ない
お前はできるやつだと思ってたのに、ってがっかりされたって仕方ない
だって全部事実だから
自分がダメなやつだってことも、努力が足りなかったのも、あなたの期待に応えられるほどの力量を持ち合わせていなかったことも
全部事実だから
やっぱり私はだめなのか
頑張ったけどだめだってことは、努力で埋められないほどだめな穴が大きいってことだ
そんなに私は欠陥品だったのか
認めたくなかったけど、もう認めざる終えないのかな
私は周りよりも馬鹿だ
私は周りよりも劣っている