誰かが過去の自分に手紙を書いていたので、わたしも書いてみたいと思います。
小学6年生のわたしへ。
いまわたしは18歳です。
小学6年生ってなると6年前か!
あなたはこれから、あなたの思っている以上にたくさんのことを経験します。
そろそろお母さんに教えてもらったかな?
あなたの家は悲惨です。
家族はみんなボロボロです。
わたしが1番後悔していることは、お母さんを守ってあげれなかったこと。
お母さんが正座させられているのは、ずっと前に見たよね 〜 お兄ちゃんとお姉ちゃんと3人でこっそりと 。
おばあちゃんの嫁イジメ。
マザコン父さんも話にならんし。
それとお父さんの暴力もね。
カッとなって手加減なしでお姉ちゃんの首絞めてるの見るのはこれからか。
お母さんはね、ずっと15年間も耐え続けて、わたしたち3人を守っていたんだよ。
文句も言わずに我慢して、笑顔で守ってくれていたの。
お姉ちゃんがグレてどうしようもなくなるのはそれから1年後ぐらいかな?
ほんとにほんとに、妹のわたしでも怖いぐらいグレるよ。でも中身はやっぱりお姉ちゃんなんだけどね。
お姉ちゃんがグレてどうしようもないとき、やっぱりおばあちゃんもブチギレで。お姉ちゃんのことをお母さんにグチグチ言ってて。それ知ったお姉ちゃんもブチギレで。ほんとにすごかったな、あの夜は。
これはあとからお母さんに教えてもらったことなんだけどね、お兄ちゃんの話。
お兄ちゃんがお母さんに言ったんだって。
「 (わたし)は俺が守るから!! 絶対守るから !!お母さんは (お姉ちゃん) 連れて逃げて!! お願い逃げて 」
これ聞いたときボロ泣きするからハンカチ持ってな。この話聞いて以来、お兄ちゃんは わたしにとってのお父さんなの。
そんな問題児のお姉ちゃん、今ではちゃんと結婚もして、3児の母だよ。妹として尊敬できるぐらい、立派にならすよ。
お姉ちゃんを見捨てないでほしい。みんなで守ってほしい。お願い。
それから親は離婚して、私たち3人はお母さんについていきます。そこから家計は火の車。今まで散々金持ち生活してたわたしたちにとっては慣れない生活、イライラするし、何よりもわたしはお母さんを攻めてしまった。
お母さんについてこんどけばよかったって思ったこともある。そこから中3まで病み期に突入。夢を叶える難しさがわかって、なんかどうでもよくなって。学校も行かなくなって、友達もどうでもよかったし、自殺考えたこともあるし、何よりもこの世界から抜け出したかった。
つまらない、こんなもんか。
こんな感じで人生終わるんだって思ってた。
それでも支えてくれたのはお母さんで。
2人で泣いた日もあった。
2人で取っ組み合いした日もあった。
2人でお買い物行って楽しかった日もあった。
今思えば感謝しかないよ。
母親の偉大さには叶わない。
まあ高校でもいろいろあるんだけどね笑
あとはわたし自身の問題だから。
何よりも信じることは、友達の言う事。
高校で1番学んだね。
あと大切にせやんことは、先生の存在。
あげんいい先生はおらん!!
わたしが部屋に引きこもっとったら授業関係なしで家に迎えにきてくれるよ。ここでも泣くけんハンカチ準備。
そこから夢も見つけて、自分の人生を決めるよ。そして今のわたしになります。
結局何が言いたいかっていうと、
あなたはあなたの思っている以上に、みんなに守られている。みんなに愛されている。あなたはひとりぼっちじゃないんだよ。
だから、自分から逃げんな!!
自分にちゃんと向き合って、いま何が出来るか、何をしたいかを考えて。
したいことはして!思いっきり遊ぶ!
これだけです。
今の私にはたくさんの後悔がある。
守りたい人、したいこと、伝えたい想い。
もう、ほんとに今は今だけだから。
あっという間に大人になるから、今を楽しんでほしい!!
辛いことあっても、今の私みたいに、いつか笑って話せる日が来るから。自分の未来を信じて前に進んで!そして過去と向き合って、忘れないでほしい。
大丈夫 、あなたはひとりじゃない!
18歳のあなたより。