自分がわからない。
そんなことにずっと悩み続けて勉強に集中できない自分が嫌い。
どうやったらこの負のスパイラルから抜け出せるのかな。
私はあの子が好きだった。
可愛くてなんでもできて眩しくて。
ただ眩しすぎて私には辛かった。
なんで私は、僕はこんなに苦しまなきゃいけないんだとか悲劇のヒロインみたいなこと言って嘆いて。
そんな自分も嫌いだった。
みんなとは違っていて、みんなが普通に思っていることが普通じゃなくて。
それがまたとても忌々しくて。
この胸にある膨らんだ脂肪の塊も本当に気持ち悪くて。
でもああ僕って女の子なんだと実感するのが苦しくて。
逃げたくても逃げ場はなくて
助け出してよって叫んだって誰も僕を連れ出してくれはしなくて。
僕はそうやって一生生きていかなきゃいけないってことに吐き気がして。
逃げ出したくても逃げ出す勇気はなくて。
僕を肯定してくれるそんな居場所はなくて
今の場所が偽りの場所だと嘆いて嘆いて
そんな嘆きにも、もう疲れた。
こんなこと言ったって何もならない。
だって多分私は嘆いてる自分が可哀想で
他の人より苦しんでいるんだって考え込んでる自分が大好きなんだ。
多分本当に悩んでなんかいない。
僕は情が薄いしきっと他人なんてどうだっていいんだって思ってるよ。
あの子が好きだったのもただの当てつけだ。
本当に愛してなんかいなかったんだ。
私は悩んでますよーって言いたかったんだろ。
俺は知ってるぞ。
そんなこと考えてたらもう自分が存在する理由がわからなくなってきた。
自分がなんなのかもわからない。
めんどくさくてどうしようもないこの身体が忌々しく絡んで
こんな世界抜け出したい
って言ってる。
あぁどうか神様
こんな私を
その先の願いさえ僕にはわからないんだ。