Kへ。元気か〜！？連絡がとれなくなってもう半年以上か。男のくせに泣いてばっかだったけど、ようやく今元気よ！

Kへ
元気か〜！？
寒くなってきて、また暖房つけっぱなしなんだろうな笑
カーペットもつけっぱなしなんだろうな…
連絡がとれなくなってもう半年以上か、最初は情けない話、男のくせに泣いてばっかだったけど、ようやく今元気よ！
直後は納得いかない気持ち、悲しい気持ち、こんなに恋に落ちたことなかったから、会社潰してもいいから、何もかも投げ出して、お前に会って仲直りしたいことばかり考えていたんだ。
だけどさ、なんかこう時間が経つにつれておれおかしかったなって思うようになったんだ。
当時のおれはお前のことが好きすぎて、お前のことを考える以上に、自分のことを理解してほしい、受け止めてほしいとばかり独り善がりだった。
２年間か、本当に楽しいこともあったけど、お前にとって辛く悲しい思い出もたくさん作ってしまった。
本当に申し訳なかった。

あの後も連絡を取りたかったのは、やり直したいって気持ちじゃなかったんだよ。
ただ、直接謝りたかった。
そしてそれも叶わなくて、不安定な夏を越したいま、それすらおれの勝手な都合だと気づけたよ。
まったくもってダメな男だよな…
会社を経営し、世の中に貢献するために、おれはもっと自分を律していなければならなかった。
現実から目をそらして、君に依存してしまった。
ごめんなさい。

どんなことがあっても二人ぼっちだよって、そんな風に過ごしたあの時間は嘘偽りなく本当の気持ちで、今でも僕は君のことを愛してます。

ただ、不思議ともう未練はなくて、君が今後誰と付き合ってようが、結婚してようが幸せならいいなって思うんだ。

君はとても意地っ張りで、負けず嫌いで、他人からは強く見える女性だから、きっと今も一生懸命働いてると思う。
でも本当の君は傷つきやすくて、寂しがりやで、言いたいことを自分の中に抑え込んでしまうところもたくさんあった。

僕がそれを支えて生きていきたかった。
君と夕食を作って食べたり、不規則だった君の仕事の合間に部屋を掃除したり、二人であの小さい湯船に浸かってHuluをみたり、ドライヤーで髪を乾かしてあげたり、とにかく幸せだった。
後、牛タン食べてるお前の顔が世界一可愛いと今でも思うわ笑

マックで必ず頼んじゃうナゲットは今でも懐かしくておれも真似しちゃうんだよ笑

寒くなってきたよな。
お前の作るお義父さんのレシピの砂肝パスタがまた食べたいな笑
未練があるとすればそれ！
二人でたくさんパセリをかけて食べたのを思い出すとじゅるりとなっちゃうんだよ笑

あの時の、君の決断が正しいかそうじゃないかはもうどうでもいいし、おれは君の選択をただ受け入れて、君の今後の幸せだけを祈ってるよ。

あれから一人でずっと暮らしてみて、今結構悪くないんだよ。
会社も大変だし、一日も休みなく働いてるけど、わりと充実してるんだ。
10キロ以上痩せて、髪も伸びて、あの頃のおれとは似ても似つかないから、街ですれ違ってもわからないレベルだけど笑

新しい職場というか、あの後建ったとこで働いてると思うけど、もう落ち着いたかな？
新しい仲間と、新しい友人と、面白おかしくしてたらいいなって思うよ。
今年の二子玉川の花火大会は中止になっちゃったから、見れなくて残念だったけど、去年君と見上げた花火と浴衣姿を未だに思い出すことがある。

上野に桜が咲いた頃、何度か一人で散歩したんだ。

外苑前の並木道も、二子玉川の河川敷も、渋谷のモアイ像も、アトレで君が僕を待っていたところも、後楽園のスターバックスも、一つ一つ思い出して、あの時どうすればよかったかを自問自答して、君にとっての最高の答えがどこにあるのか僕にできることはって探し歩いた。

七夕には君が君の大切に想う人と結ばれるようにと短冊に書いた。

占いってやつを人生初めてやったんだよ笑
君とおれは前世で深く愛し合っていて、ただ辛く悲しい時を過ごしたんだって笑
占いとか、おみくじとか、スピリチュアル系ってなんも信じてなかったんだけど、なんかもしその占い師が本当のことを言ってるんだったら、現世でも僕は君を幸せにできなかったんだなって、、、

だから君の運命の人はおれじゃないって決めて、勝手に君の幸せを祈ろうと思った笑

来月はいよいよクリスマス！
毎年寂しかったよな。
でも大丈夫！
おれがめっちゃサンタに言っといたから！
どんな君をも肯定し、君のわがままも良いところも悪いところも、笑って受け入れてくれるナイスなやつと聖なる夜を過ごせるようにって。

おれは君にとって役不足だった。
仕事も、生き方も全部見直して、ちょっとずつだけど、明るい人生歩いていけてると思う。

小事に姿勢を尽くせ。

この言葉を心の中心において、君の過ごすこの時代がもっと良くなるように、事業を通じてもっと世の中に貢献していくよ。

君と君の愛する家族がいつまでも幸福で包まれますように。

僕に大切な時間を分けてくれて、ありがとう。