都会者の私が農家で働ける？田舎で暮らせる？20歳大学生女です。私は東京都心で生まれ、育ち、今も都心の大学に通いながら実家暮らしを

20歳大学生女です。長文をお許しください。

私は東京都心で生まれ、育ち、今も都心の大学に通いながら実家暮らしをしています。自分で言うのも何ですが、所謂都会ガールというやつで、現在も六本木や渋谷で遊ぶのが大好きです。母や父、またどちらの祖父母も東京育ちで、銀座や表参道などのパーティに足を運ぶこともあります。

一方、一年程前にお付き合いしだした大学同期の彼は、山の中、1番近い駅まで車で30分ほどかかる田舎に実家があり、おじい様は農家を営んでいます。お兄様がいるので農家は継がず、東京で仕事に就く予定だそうです。本当に性格も趣味も合うので、結婚も視野に入れながらのお付き合いをしていました。

しかし。

突然、彼が農家を継がないといけない、という状況になりました。おじい様が余命宣告をされ、お兄様は農大に通っているもののちゃらんぽらんで話にならない為、農業の知識は0の文系ですが真面目で努力家の彼に、お父様の方からご連絡がきたそう。おじい様は息子達の足枷になりたくないと、燃やしたり切ったり、畑を潰そうとしているのですが、お父様がそれに反対し、彼を後継にしたいとおっしゃっているらしいのです。彼は元々、農家を継ぐ気は一切無かったらしいのですが、かなりのおじいちゃんっ子というのがあってか、相当に悩んでおりました。聞いてみると、農家ありきの生計ではないらしく、農業なしでも生活はできるものの、大好きなおじいちゃんの作った特産物を潰すのは、という考えのようです。また、彼のお母様も都会気質で、嫁いでからというものの田舎の風習に疲れ果て、家を飛び出したことが多々あったそうで、私をその二の舞にしたくないとも言っていました。

彼が初めて目の前で泣きじゃくっているのを見て、私はとっさに「農業手伝ってもいいよ」(別にその場しのぎの気ではありません)と口に出したのですが、今になって本当にそうなのか？と考えてしまっています。

私は自然こそ嫌いではありませんが、出歩けばすぐ様々な施設が見つかる東京で育ち、趣味もファッションやダンス、カフェ巡りという女です。おまけに虫が大嫌いで、蚊でさえ潰すのに苦戦する女です。家事もさほど上手いわけではなく、例えば田舎の厳しい風習等には到底ついていけない、というよりそのようなプライド、魂のようなものを少々小馬鹿にしている所すらあるような女なのです。勿論嫁ぐとなれば為すべきことは為せばなりませんし、根性は人一倍あると自負しているほどですが、昔から固定観念や非科学的なもの、宗教が嫌いで、奇怪なしきたり等についていけるかと言われるとわからないのが本音であります。

無論、彼のことは大好きです。周りの人が驚くほど優しく、時に頼りないけれども根本はしっかりしていて、少し甘えん坊ですが、私の事を支えてくれる頼もしい存在です。お互い欠けた部分を補い合える存在です。正直、彼異常にしっくりくる男性はいないと思っています。しかし、愛だけではやっていけない事があるのもまた事実。皆様でしたら、どうなさいますか？また、都会から田舎の方へ嫁いだ方のお話などもお聞きできたらと思います。