隣の芝は青く見える
羨んだって妬んだって仕方ない
人は人 自分は自分
ぜーんぶ頭では分かってるのに
心がついていかない
名前のない小瓶
70129通目の宛名のないメール
お返事が届いています
ななしさん
人と比べると比べる人自身が沼にはまる。
でも、比べちゃうよな。
比べたくないときは考えないけど
ふとしたら比べている。
ななしさん
大丈夫です
周囲の人に対してさほど興味すらわかないなら何とも思いませんよ
ななしさん
大丈夫ですよ、気楽に
烏羽
仕方ない事は確かだが、もしかして湧き出すその気持ちを消そうとしていないか?
羨み、嫉妬するも、健康的、正常な、一つの人間の能力よ。
それを抱えていて辛いというのなら、発散する事や、受け流す事、気をそらす事を行えば良いのではないかな。
あいつが頑張ってる、すごい、羨ましい、自分もやってみたい、やる、とかな。
頭で解っていると書かれているので、もうご存知かもしれないが、一応書くと。
例えば、相手の能力や状態、結果を欲するとしても、実際には、自分がそれを見ているものだ。
要は、本当にあるかどうか関わりなく、自分自身が、相手の事を自分なりに解釈して、そこにある、持っていると思うからこそ、妬むものではないだろうか。
であれば、その求めるものは、自分自身のイメージを追っているという事で、相手の中にあるものではない。
如何にも相手が、自分の欲しいものを持っているように見えはするが、実際は自分の体で動く事でしか手に入れられないものを、相手の姿に重ねている。
…そういったように解釈すれば、自分でやってみる他はなくなる、と思う。
まあ、そう解釈せずとも、羨む気持ちや嫉妬心を抱える事が問題なのではなく、その気持ちに苛まれ、動けなくなる事の方が困るものではないかとも、個人的に思う。
なんというのか、羨む事も妬む事も、結局は相手を見た上で、自分でもやってみたい、上手く行きたい、などと思う気持ちの表れではないかと感じる。
…なんてな、そう思って、俺は心の向く先を逸らして来たという話だ。
俺の場合は、張り合いたい気持ちや、自分が上手く行ってないものがある時、だけどやってみたくてしかたない、相手に先を越されている、などと思う時に羨んだり、嫉妬する事がある。
だから、逆に考えてみて、それは自分自身が行動したくて仕方がない合図なんだと思う事にした。
程度にもよるだろうが、嫉妬している時は忘れがちな事として、別に相手が憎い訳ではないのだ。
それどころか、凄いという尊敬の念や、憧れを抱いている事もある。
なにも、相手のやっている事を丸パクリして乗っ取ろうなんて事はないだろうし、そもそもそれをやって得るものも、「得たつもりになった」という自分の認識だけだろうしな。
個人的なものなので、小瓶主さんに通じるかどうかは解らんが、気が向いた時、ほんの少しの参考になれれば幸いだ。
自分も上手くやってみたいと思うのであれば、羨む相手を追うのではなく、その相手を見た時に感じる、自分自身の望むイメージを追って見てくれ。
良い行動につながる可能性はあるし、少なくとも、自分の求めるものが自身の内側にある事への意識から、相手を妬む事に構う時間は少なくなるかもしれんと思う。
ななしさん
心がついてくるまで待つしかないですよ。
一生ついて来なかったら、それもまた人生です。
うちの祖母なんか、若い頃に好きな人を同級生にとられたことに未だに塞ぎ込んでいますし。
とられたと言っても、別に泥沼の愛憎劇があったわけではなくてね。祖母はご近所の工場で働く素敵な男性をずーっと好きだったんだけど、祖母の同級生の女性に彼のお見合い話がいったんです。理由は彼女の親が彼と同じ工場で働いていた、ただそれだけ。
大して彼を知らない彼女がお嫁さんになれて私がなれない、18の祖母は泣きまくったそうですよ。もう半世紀以上も前の話なのにそれが心残りみたいです。
その恋が成就していたら私の母も私も生まれなかったのですから、話を聞いてるとちょっと複雑なのですけどね。私達は、祖母がほんとに欲しかった家族じゃないのかなあ…なんて。
でも、それだけ素敵なものに会えたのは幸せなことなんだろうなとも思います。
仮にこの先、隣の芝がずっと青く見えているままでも、人を羨み妬むことが多くても、イコールあなたの人生に価値がないとはなりませんしね。
少なくとも私は祖母が好きです。あなたにも、そんな風に感じてくれる人がたくさんいたらいいなと思います。
ななしさん
わかる...
仕方ないってわかってるのに、
つい羨んだりしちゃう...
なかなか難しいね
名前のない小瓶
それな
自分はこれでいいんだって思えたら楽になるのにって、言われるけど心が付いてこないんだよ
以下はまだお返事がない小瓶です。
お返事をしていただけると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。