私はそんな、出来た人間ではないのです。
心きれいじゃないし、器大きくないし、
頭良くないし、語彙もない。
全部幻想。作り物。
本物は、捻くれていて、陰気で、
器量はなく、器も狭く、口だけで、
正義に固執し、断罪にカタルシスを覚え、
相手に自己投影して相手に優しくして
間接的に自分を甘やかす、
そんな死にたがりのクズ人間。
褒めてもらえるの嬉しいけれど、
その度にごめんなさい、と思う。
メンタルだって強くはない。
言い知れぬ不安と恐怖に
潰されそうになる日もある。
些細なことがきっかけで
涙腺がグズグズになる時もある。
虐げられた過去を笑い話として
話しながら泣いてしまったこともある。
誰にも届かないことは明白なのに
検索エンジンに「死にたい」と
打ち込んでは、トップに表示される
自殺防止ナンタラに舌打ちする日々。
性格悪いなあ。
嫌いなもの、そこそこある。
苦手なものは、もっとある。
私の性格や価値観の歪みから生じる
嫌悪感がとても多いので
とても矢面には出したくない。
それでも、まともな大人になりたかった。
きれいな言葉を発し、時に寄り添い、
時に励まし、時に提案できる、
いい大人でありたかった。
弱い自分は嫌い。
強い自分は好きでも嫌いでもない。
世の中に求められるのは後者なので
それなら、後者の皮を着込み演じるのが
世のため人のため私のため。
自分で理想の自分を作り上げて
演じているのはわかっている。
だからこれは、自業自得。
自分で自分の首を絞め続けている。
それにずるいじゃない、
私が弱音を吐くだなんて。
ダメでしょ、私がリソース奪い取るのは。
私が今置かれている環境は
私が自ら望んだ環境であり、
いいこともたくさん享受しています。
だから、私は私と私を切り離して
考える。扱う。公私混同しない。
規律を重んじる性格だから、
自らに規律を定めれば大丈夫。
気持ちよく死ねる日まで頑張る。